気づいたら9月も半ばすぎ。 日記じゃなくて、すっかり月記になっとりますが生きてますよー。
ヴァナで追加ディスクのためのログイン祭り(なかなか繋がらない状態)だったので 久々に発売当初の気持ちを思い出しました。 今回のシナリオはいきなりすごいですけどねー。ちょっと期待しておこう。 しかしFFXIほどストレス貯まるゲェムはないと思うぞw 新規の人にはオススメできないのが残念であります。 面白い部分もあるんだが、普通は耐えられないでしょう。 わしも惰性で続けているような感じだし。
そんな訳でまったりやっているので、合間に結構本を読んでいた。
「ソウルドロップの幽体研究/上遠野浩平」 「月に繭地には果実/福井晴敏」 「Twelve Y.O./福井晴敏」
「ソウル・・・」は珍しく祥伝社から出てますね。 祥伝社というと、個人的には“菊地秀行・魔王伝”というイメージです。 上遠野氏の他の作品は「ブギーポップ」系統しか読んでないのですが、なんていうのかなぁ。 文章があまり好きじゃない。 俺はこう思うんだ、あんたもわかるだろ的なノリの文章にはオサーンはついていけない。 (注:わしの生物的分類は♀ですが中身はオサーンなのであります) 押し付けがましくはないんだけど、文書に感情移入できないし、その場の空気を共有できない のがつらいです。 年寄りってことかな・・・。 決してツマランという訳じゃありませんよ。 でもなんだかこれはわしが求める小説じゃないよなって感じなのです。 菊地君のバイオレンス系統に慣れ親しんでいたせいでしょうか。 やっぱり新宿のせんべい屋は偉大だなと思いました。 世界観・キャラの作り方に関しては菊地秀行は抜きん出てるねぇ。 「ソウル・・・」はまだほんの顔見せ程度の内容なので、これからシリーズ化することで 面白くなっていく可能性もあるけど、ダメになる気配も漂っているのは否定できない。 斎藤岬の表紙で30点ぐらい得をしている。(各章扉にイラストはあるが本文にはなし) 他のシリーズと繋がった設定も出てきているようですが、わしは知らんのでわかりません。 あ、「殺竜事件」は読んでた。速攻でブックオフ送りにしたけど。
「月に繭地には果実」 文庫で上中下の3冊セット。絶版になっていたのが再版かかりました。 ボリュームだけでも読むのが嬉しくなってしまうんですが、話もすごく良い。 これは「ターン∀」のノベライズ本の後に出版され、さらに改題された福井版の 「ターン∀」なのですが、とにかく圧倒的に話はアニメよりよくできている。 個々のキャラクターの重みが全く違います。 話もかなり違う。むしろこちらの方が納得できる展開かもしれません。 乱暴な言い方をすれば「ターン∀」の世界を借りた福井版「イデオン」という印象かな。 あっけなく死んでいく人々や、登場人物の抱えた葛藤やエゴの押し付け合い。 その場面の見せ方が「イデオン」を彷彿とさせます。 月の民と地球上の人々という、元は同じでも今は違ってしまった2つの文明がぶつかりあう 話だしね。そう思うと「イデオン」をなぞっているような気がしなくもない。 男好きであるというグエン様(あえて“様”をつける!)の設定もかなりストレート。 女性陣の描き方が型どおりなのがやや気にかかりますが、筆力で納得させられてしまう。
他の著作を見ればわかるけど、福井氏の作品はどれも富野系とでも言いたくなるような カラーを持っているように思います。 奇しくも富野監督自らが解説で「小説家として生きようと思ったこともあるが、それは 成功しなかった」というようなことを書いているのですが、富野作品の薫陶を受けた直系の 小説家として福井氏には今後も読ませる小説を書いていってほしいものです。
「Twelve Y.O.」 これが乱歩賞受賞作で、事実上はデビュー作になるのでしょうが、他の小説を先に読んでいる ので、どうしても物足りなさを感じてしまう。 しかし話の中に「川の深さは」のことがさらり出てきたり(設定や話が続いています)して 時々ニヤリとさせられたり。
どんどんステップアップしていってる作家さんなんだな、と嬉しくなりましたよ。 今年から来年にかけて映像化が続くけれど、活字の力をずっと保っていって欲しいと思いました。
ターン∀をまた最初から見たくなった・・・。 レンタルしてくるかw
そういやZも映画としてリメイクされるらしいですね。 シャアとアムロが再会するあたりまでが第一弾ということなので、期待してます。 Zでのこの二人は怪しいぐらいにラブラブだったからなぁ。ビックリした記憶があります。
あとはマンガも色々。 「誰も寝てはならぬ(1)/サライネス」 なんと5年ぶりぐらいの新刊じゃないでしょうか。 この人は「大阪豆ゴハン」という単行本を出していて、とっても好きな作家さんです。 今は文庫化されてるらしいが、やはり大判で見てもらいたいかな。 正直いって絵がうまいとは言えないのに、味があるので読まされてしまう。 わしは生粋の関東人なので、この人が書く大阪人の話が妙にツボにはまる。 大阪の友人もこの人の話が好きだったところを見ると、東西関係なく面白いんでしょうけど。 「豆ゴハン」では大阪のど真ん中にある古い一戸建てに住む一家が中心のエピソードが 語られていましたが、これは東京にオフィスを構えた幼馴染の大阪人のオッサン2人が 主人公です。 オッサンだけに、それぞれ訳ありだったりかなりのクセ者だったりという設定が面白い。 来月2巻が出る模様。
あとは大暮雅人の久々18禁マンガ。 絵の進歩がよくわかる1冊ですな。(初出も雑誌や同人誌など色々) 「天上天下」も友人に借りて読んでましたが、初めて認識したのがホット○ルクなので 今でもエロ漫画家としか思えない・・。まぁ今も掲載誌がメジャーなだけであまり変わっ てないですけど。 (なぜホット○ルクなんぞ読んでいたのかという突っ込みはナシでw)
「春の雨/KURO」 ロリです。女の子達もいいが、わしとしては脇役の男性陣をチェックですたい。 なんとなくBL系の小説やマンガで受になりそうなタイプの人がそろっている。 絵にクセはあるけど、今後も書き続けていってほしい。 お話はまぁ・・・茜新社なので、推して知るべし。
他にも怪しげな本をいくつか。 児島未生はやや注目かと思った。 (余談ですが成人マークついてないけど、相当エロかったです。大丈夫なのか!w)
検索すればわかるが、ロクな本読んでないのがバレバレ(・w・)
Amazonとかで買物すると、カートの最後に 「この本を買った人はこんなものも買っています」 ていうコーナーがありますよね?
結構面白いので参考にさせてもらってるんだけど、わしの後からたどってくる人は さぞかし不気味なラインナップになっていることでしょう。 我ながら発送リストみて笑っちゃった。
来月はめぼしいものないなーと思っていたら、本もゲェムもそこそこ買いそう。 「我が竜を見よ」 「ステラデウス」 一応予約してみた。やる時間あるんかいな。
アバチュー2も発表されたですね。どうするか悩む・・・。 「マグナカルタ」は11月になっちゃったしなぁ。 21日に発表というPSPの発売日に注目ですかな。 あとはFF7に続くシリーズのヴィンセントのもの。 ヴィンセントのイメージというと、FF7のディスク交換時に表示される「木の枝に座ったシリ」 ですかねぇ。 今回も大きくそのグラフィックが使われていたので、ヴィンセント=シリに注目ということで 間違っていなさそうです。個人的に大歓迎。 あとはゲェム中でゆらゆらしてるのが好きだったなー。 あー、7もやり直したくなってきた。
ICOの続編も楽しみだなー。
とまぁヨレヨレしつつも、やっぱり煩悩に生きているのでした。 炊飯器クッキングの本を買ったので、涼しくなったら色々やってみたいなぁ。 最近全く料理してないので、きちんとできるか不安です。
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