映画
『アレキサンダー』を観てきました。 コスプレ系の映画が好きなので、ホホホ。 これ、監督がグレちゃうくらいあんまり評判良くなかったらしいですけど、そんなに悪いですか? この作品簡単に言うと、オリバー・ストーン監督作品らしく一人の人間の栄光と挫折を人間臭く表現したストーリーと史実、その裏に流れる親友との純愛が見所な作品です。 歴史上の英雄なんだけど、あんまり英雄的に描かれていなくて、そこがかえって人間らしくて良かったんだけど強いヒーローを望むアメリカなんかには心象良くないかったのかもしれないですね。
評判悪いことの一つにこの親友との同性愛がイカンということもあるらしいですが。 でも、古代ギリシャ哲学の世界では男性同性愛はむしろ崇高な愛で良いことだったので(女性から言わせれば失礼な話なんだが)これを抜かすと違う人や時代感覚になってしまうからいいんでないかと。 と、監督も似たようなこと言ってました。 だけど、これでもかという二人だけの世界にちょっと私も面食らいました。 腐女子的にいうとかなり萌えます。 凄い純愛でした。 でも、これダメなのかなぁ。 アレクと妻の素っ裸乱闘シーンはあっても親友とはキスシーンすらカットされているのに。 逆にいうと、キスシーンなんかなくともセリフと状況だけで観客から相当嫌悪されるほど濃厚な愛が語られていたっていうことか。 正直、アレクの直球もさることながら親友へファのいじらしさがグッときましたよ。
愛の話はストーリーの裏の部分で、やはり表は戦争です。 戦闘シーン凄かったです。 鷲の視点で見る砂漠の戦況とか圧巻。 日本ではこういう大スケールの戦闘はありえないなぁと(国土狭いし平地少ないから)。 色々な国と戦うことで異国ではラクダ隊が出てきたり、像隊が出てきたり、ペルシャと戦ったときはいかにもペルシャ人な顔の王様が出てきたり、世界史と地理を思い起こすような感じで面白かったですよ。 それにギリシャだし、この時代だから「オー・マイ・ガッ!」とは言わないんですよね。 「ゼウスよ!」というのが妙に新鮮。 ギリシャ神話も身近に語られてた時代なんですよね。 そういうわけで、昨年観た『トロイ』が知らずに予習になってました。 アキレスとパトロクロスの話が事あるごとに引き合いに出されたのです。 余談ですが、映画の『トロイ』ではアキレスとパトロクロスは従兄弟同士ということになってました。 私が「えー?親友じゃなかったの?」と思ってたら、『アレキサンダー』では思いっきり彼等のことを「恋人同士」と言っていました(笑)。 アレクとヘファはアキレスとパトロクロスのようになりたかったらしいです。
そんなわけで、結構悪くなかったよ、と。
帰りに本屋によって何気に岩波文庫を眺めたら、『モンテ・クリスト伯』のところだけゴッソリ穴があいていました。 売れてるんだ〜。フフフv ではでは、今週の『巌窟王』はこれから観ます。
2005年03月02日(水)
|