きっと どこかで
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私も、我が家にピアノを購入したのをきっかけに、レッスンを受けることにした。受けているのは、大人のピアノコース(月2回)。ほぼ、1年とちょっと。
去年の今頃、ちょうど子供がグレードテストを受けていた。その頃にも一度、お母さんも受けられるんですよ、と言われたけど、子供が受けているコース(Bコース)での受験は無理と思ったので、子供はわかる伴奏つけとか、聴音とか自信ないから、無理でしょう、とその時答えた。その半年後、グレードテストには、そういうのがない、Aコースがあるというのを先生から聞いて、こちらでしたら、お母さんも受けられるでしょう、と言ってくださり、本も買ってきていて、先生の方がやる気マンマン。そんなに先生が勧めてくださるのなら、私が受けても、うかる可能性があるんだろうなあと思い、グレードテスト受けます、宣言をした。
先生が言われたのは「ヤマハグレード7級」。だいたい、ブルグミュラー後半からソナチネレベル。その頃はまだブルグミュラーも終わってなかった気がするけど・・。ブルグミュラー後半から1曲、ソナチネ前半から1曲、7級メトード集から1曲、それと課題曲1曲。ブルグミュラーが終わったら、グレードテストの練習に入ろう、というような話だったと思う。時期は、未定ということで。
それで、ブルグミュラーが終わった頃から、グレードで弾く曲を決めて、それのレッスンに専念することになった。
グレードテストのためのレッスンというのは、普段のレッスンと違い、曲を丁寧に見ていく。そういうことをレッスンでする、ということも、意義のあることだと思う。3ヶ月くらいは、かけたと思う。(といっても、月2回レッスンなので、6回ほど。)
それが、先々週の休みにあった。こういうのは、実は初めて。グレード試験室に入ったら、狭い部屋にグランドピアノとアップライトピアノが置いてあった。
最初に弾いたのは、ブルグミュラーの「タランテラ」これは、最初フォルテで始まる曲なので、大きな音で弾いた。部屋じゅうに音が響いてその音が自分のところに戻ってきて、変な不協和音みたいに聞こえた。それで、ちょっとあせって。それが気になり、その後の両手和音のところ、楽譜も鍵盤も見れない状態に。そこでしばらく止まってしまった。ここは響きすぎる部屋なんだと思い、気にせず、いつもの調子で後は弾いた。
テストの結果が出るまではしばらくかかるのだが、審査後、先生の講評があった。
先生の言葉。 楽譜に忠実に、丁寧に弾いていましたね。楽譜に書いてあることはすべて守って弾こうという気持ちはいいです。ただ、自分の出した音をよく聴きましょう。どういうふうな響きで聞こえているのか、そういうことに気をつけるともっとよくなるでしょう。
うーむ。これは、狭い部屋で弾くとき、広い部屋で弾くとき、それぞれ、部屋でのピアノの響き方を耳で聞いて、それも頭に入れて弾く必要があるってことかな。特にピアノ(小さい音)やフォルテ(大きな音)の響き方というのは、場所やピアノによって違うと思うので、それを、自分の耳で聞きながら、演奏しながら調節していかなければいけないのかなあと思った。
ヤマハグレードは初見演奏がある。 初見苦手という人、結構多いのかもしれないけど、私はそれほどでもない。ただ、ここで、フレーズ感を言われてしまった。初見でそこまで・・、とも思ったけど、初見でも、予見の時気をつけてみれば(30秒の予見あり)出来るのかもしれない。私が見れたのは、何拍子か、シャープやフラットはないか、強弱はどこでつけるか、スラーの切れ目はどこか、ぐらいかな。これで十分かなとも思っていたけど、上をめざすなら、そういうところも気をつけて、ということだろうか。
先生の講評は、こうすればもっといい演奏が出来るようになりますよ、というアドバイスのようなものが多く、今後の練習の参考になる話が聞けたと思う。
こういう話が聴けることも、グレードテストを受ける意義があることだ、と思った。
不合格なら、また、再チャレンジだよーん。合格だと、うれしいけどねー。 演奏途中で止まるという大失敗をしてるだけに、ダメでも、あまりショックは受けないと思う。
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