きっと どこかで
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先々週くらいの日に、ユウ(HN)の担任の先生と、面談をした。これは、以前、担任の先生に、ユウは、発達障害に関係する、再検査をすることになっている、ということを、話したところ、結果が出たら、教えてくださいね、と言われていたため。
約束は4時頃にしていたのだが、ちょっと遅れて、4時半くらいに学校に着いて、職員室に入ろうとしたら、ちょうど、職員会議をしているところだった。しかたなく、入り口近くの廊下で終了まで待つこととした。しかし、会議は以外に長い・・。そう思って待っていたら、中から、他の先生が出てきて、担任の先生を呼び出してくれた。
私「会議中だったんでしょう、終わってからでもいいですよ、待ってますから」 先生「いや、いいんですよ、まだ、しばらくかかりますから。」
ということで、近くの部屋で、話をすることに。
まず、私から、今回、病院の先生から言われた、診断名を告げた。先生の反応は、「なんだか聞いたことない名前」という感じ。私も、その診断名を聞いたとき、そう思ったんだから、同じである。まあ、いろんな診断名があるもんなんだなあ、と思った。
先生としては、学校で、ユウとどのように接したらいいのかの参考になる話を聞きたいようだった。私も、病院の先生と会った時、家で、ユウとどのように接したらいいのかの参考になる話が聞きたかった。お医者さんの仕事は、診断すること、そういう医師もいるが・・。でも、診断の他に、どのように接したらいいのか、それが、最も知りたい事なのだ。
そういうことは、お医者さんに聞くべきことではないのかもしれない。でも、そういうことを聞けるのは、こういうところだけという人も多いと思う。そんな訳で、お医者さんも、頼りにされてしまうだろう。でも、こちらが思うほどの話は聞けない、というのが正直な感想。まあ、いくら専門家とはいっても、子供をちょっとみただけで、あれこれアドバイスする、この危険性をよくわかっているから・・?
お医者さんが話してくれたのは、今のユウの発達の状態について。それを、客観的に話してくれた。(あまり詳しいことを書くのは、差し控えさせていただくが・・。)
ただ、今回、ユウの担任の先生と話していて気になったことを書かせていただく。病院の先生から、学校側でユウに、こういうふうな配慮をしてもらえたらいい、という話を聞いていたので、それを話したところ、通常の学級で、40人近くの子供を担任一人で見ている状況では、難しい、という答えだった。それは、今までいろんな先生と話してきて、もう、わかっている。
通常の学級で無理なら、それに替わるものを、何かユウには配慮してもらえないのか。そういう話を、ユウの小学校入学以来、ずっと、学校側に話をしてきている。校長先生にも、異動があるたびにお会いして、ユウの様子を理解してもらっているか、確認している。
我が家では、ユウには、障害児学級も視野に入れつつ、話し合いをしている。入学当初は、そういう話には、全く理解のなかったダンナも、ユウの学校の様子など話していくにつれ、だんだん、理解を示してくれるようになった。というか、ダンナの場合は、通常の学級でユウを過ごさせる為の、家庭でのユウへの指導が、自分(ダンナ)には、普段は帰宅も遅く、ほとんどできないから。私自身も、ユウにとって、今の学校での状態は、決していいとは思えない。勉強の事を考えるなら、ユウのペースに合わせた指導が期待できる、障害児学級がいいと思うし、それなら、その学級の子供だから、とユウの変わった行動に対する周囲の見方も違うだろう。
ただ、ユウは、障害児学級に入る基準を満たしていない。それで、入学後の話でも、断られてしまった。このあたりの話は、担任の先生にしておかないと、誤解されるおそれがあるので、今回、きちんと話をした。通常の学級で対応すると、学校側から言われているということを。
もちろん、今年の担任の先生も、ユウには、手をかけて指導してくださっている様子は、十分伺えるので、今のままでも、十分とも思えるのだが・・。気にかけてくれて、指導してくれる、それだけでも十分。ただ、ユウに合った指導の仕方かどうか、普段のユウをみている親の側からの確認は必要かと思うが。
担任の先生は、障害児学級については、今のユウの状態を見る限りでは、反対と、今までのどの先生も言う。勉強のことだけ考えるなら、個別指導も期待できる障害児学級がいいだろうが、ユウが身に付けるべきは、友達との関わり方とか、集団行動ができるようになることだろうと言われる。実は、勉強は、まあ、普通程度には出来ている様子なので。ただ、「集団での行動」に困難をもつユウ・・。小学校入学の時からを考えると、ずいぶん成長してきているなあと思うが・・?
でも、集団の中にいながらでも、集団行動がなかなかとれず、単独行動に走りがちのユウ。これを、どうすればいいのか、と担任の先生に聞かれたが、私やダンナの結論としては出来る範囲で対応してください、としか言えない。こうしたほうがいい、と言うと、ユウだけじゃない、大勢の子供を見ているのだから、対応できないと言われるのだから。
まあ、こうやって、話し合いの機会を持とうとしてくれているのは、ユウのことをなんとかよくしたい、と思ってくださっているからだろうと思う。ユウは、ある意味、幸せ者かもしれないなあ。こんなに思ってくれる人がいて・・。将来、そのお返しが出来るのかな、ユウ。
ユウは、心優しい子供に育っている。それは、みんなに優しく接してもらっているお陰であると思う。それは、ユウの財産だ。
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