ねんねん仔猫
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浅見探偵はいらないよ。
事件は3月16日(金)午前9:00ごろの起こった。 ステママさん(〇〇歳)は、 朝、長電話をしていました。 電話しながら外を見ると・・・ 「あれ、しゅうは、ガラスのこっち側かな?」と思い 友人に「あれ?ちょっと待って?」と 話を中断し、よ〜く目を凝らして見た。
よ〜く見れば見るほど、しゅうはガラスのあっち側に見える。 窓に近づくと、やっぱり!! 「しゅう〜!!!」と叫び、電話をほおリ出した。 慌てて、窓を開けて捕まえようとすると、 クーラーの室外機の下に入り込んだ。 首輪を引っ張り、連れてきた。 そして、「どこからにげたかな」と見ると、 一昨日、しゅうに破られた障子の部屋の窓が開いてる。
この部屋は怪獣が寝ていて、朝、匂いを散らすために 必ず、網戸にして、窓を開ける。 網戸は開かないようにしてあるが、 ガラスの方は、障子2枚とガラス2枚を開けないと 出れないので、安心していた。
甘かった!!ネロが4枚とも、 10センチぐらいずつ開けていたのだ。 そこからネロは自由の外へ羽ばたいて行った。
そのお兄ちゃんの後を追って,しゅうも羽ばたきたかった。 でも、何ヶ月も一人で外に出たことのないしゅうは、ビビッた。 そして「あれ〜ママがあんな所にいる」と 外から、部屋の中を覗いて、ステママに見つかった。
しゅうを見つけた時に、ステラも外に出ようとして、 2匹とも、ステママにあえなく、御用。 こんな状況でネロが家にいるわけがない。 お友達の電話も、少し話して、切った。
外へ出て、家の周り、お隣のお家、色々探したが見つからない。
しばらくして、外を見ると、いた!いた! そ〜と、はだしで足音をたてないように、出て行ったが、 見つかって、逃げられてしまった。
さあ、仕事の時間だ。子供に「ネロにげる!!」と紙に書いて、 玄関に置き、ガチャとドアを開けると、鈴の音がする。 「どこだ??」と探したら、玄関横の植木の陰から、 ちりん、ちりんと鳴らして、出てきて、 私の横を通り過ぎ、玄関の中へ自分で入っていった・・・
何があって、わずか1時間半ほどの自由だけで戻ってきたのか 私には分からないが、こんな短いことも珍しい。 「何か、猫でも嫌なことでもあったのかも知れない。」 とふと、今、ホコリ臭いネロの寝顔を見て思う。
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