あたしは一人の時間がとてつもなく大切だ。 とてつもなく。 それが端から見て、どれだけくだらない事をしている時間でも。
最近は、大切な友達のために、その時間を削って生きています。 極力あなた達のために使っているのです。 でも、それに気付かずに「あたしがこうなのに、どうして断るの?」 的な事を言われる。 あたしは、大切な人たちの傷を癒す事が出来るなら、 少しでも心が晴れるならと、自分なりに頑張っている。 読みかけの本だってあるし、見たい映画もある。 メールの返事を書いたり、ゆっくり音楽を聴きたい。 誰にも邪魔されずに、ぐっすり眠りたい。 そうゆう時間を作らないと、あたし自身のバランスが崩れる。 あたしは、こうゆう風にしか生きられない。 一人は寂しいからと、毎日誰かには縋れない。
恩着せがましく、自分はこうしているのだから、あなた達もこうしてよ。 などと言う気はさらさら無い。 けど、少しはあたしの事も見て欲しい。 自分の抱えている傷ばかりを、見せ付けないで欲しい。 自分。自分。には、うんざりだ。 まったく、泣けてくる。
それでもまた明日、その傷を癒そうとあたしは会いに行く。 そして、笑うんだ。 あぁ、誰かに愛されたい。 右手に君の左手。
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