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震災から７年経ちました。この日の朝のニュースは毎年震災で始まり、
我が家の朝ご飯の話題も「あの日は…」と「○年もたったんや」で始まります。
○年は兎も角、あの日話は内容が変わるわけでもなく同じ事の繰り返しなんですが…。
この繰り返しがあの日の事を風化させない一番の方法かもしれないと。
辛い事や苦しい事などは時間と共に風化していくけど
その時々に味わった感覚というものは不思議と体に染み込んでます。
指先に感じた感覚や、鼻先を擽った匂いとか。
その時に気にも止めなかったものが体にはしっかり残っているんですよね。
人間は忘却の生き物だというけど聞いた事があるけど
その分を体が記憶してるのかもしれませんね。だから時々もどかしい感覚に襲われるかもしれない。
──そんな事を毎年考えてしまうのでした。きっと、来年も。
2002年01月17日(木)
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