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香ばしい1日 - 2001年07月07日(土) 金曜日、アケミが言った。 「花智さんは、犬は大丈夫?」 「犬ですか?ええ。ウチ、犬飼ってます」 「そう。よかった」 アケミはなんだか嬉しそうだった。 土曜日、先日の日記に出ていたYさんがいないため、花智が出勤することになった。店には、社長とアケミと犬と花智。 アケミはピンシャーというドーベルマンを小さくしたような犬を飼っている。生後半年のやんちゃ盛りの犬である。名前はナナ(笑) 犬というのは、飼主に似ることが多々あるが、ナナはとても神経質な犬だ。 最近、アケミは誰に言われたか知らないが、ナナを人に馴れさせるために、店に置いていた。 前出のYさんが「辞めさせられた」キッカケは、Yさんがその犬の入っているゲージを蹴ったからである。 だからこそ、アケミは花智に犬が大丈夫かと訊いてきたのだ。 そして、花智がチワワを16年も飼っていたことがあり、また現在も雑種の小型犬を飼っているのを知り、アケミは花智を犬仲間とカンチガイしたようである。 花智が必死になって(勉強中だから)、仏花(仏壇に供えるお花)を作っているというのに、アケミはその側でナナと戯れ、やたらと花智に話かけてくる。 「やっぱり、ドッグフードあげてるの?」 「今度、犬の写真見せてくれる?」 「誰に一番なついてるの?」 等々。 ここで、このヒステリー体質のアケミを怒らせるワケにはいかないので、それなりに話を合わせておりました。 そしたらば、アケミがいなくなった後に社長ってば、私にこう言いやがった。 「花智さん。仕事中の私語は慎むように」 ・・・・あのねえ。私から話しかけたことなんて、1度もねえよ。 私を注意する前に、てめえのかあちゃん怒れよ!! なんてことを、もちろん、言うはずもなく。 「・・・ハイ。すみません」 と、素直にあやまる(フリ)私。 そして、休み時間には犬と仲良くしている(フリ)私。 なんだか、ゴマばっか摺っていた1日でした。(そして、それは明日も続くのだろう) ...
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