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やりたいこと - 2002年01月26日(土) え〜、今回はかなり真面目に書きます。 オチなし。ヤマなし。意味なし?(そりゃ哀しすぎるだろッ) 先日、Nステーションで「フリーター」を取り上げていました。 30代のフリーター二人を取材したものでした。 同じフリーターとして、また、もうすぐ三十路を迎える者としては見逃せませんでした。 フリーターの現実は厳しいです。 30過ぎたフリーターに正社員の口はなかなか見つからない。 おまけに、年を重ねるごとにバイト自体も減っていく。 お先真っ暗です。 ほんと。 だから強く思います。インタビューを受けてた若い兄ちゃんが「やりたことがみつかるまで、とりあえず、フリーターをする」なんて言うと、 何、甘ったれたこと言ってんだよ、と。 若いフリーターの人って皆、言うんですよね。「やりたいことが・・・」って。 花智も、昔、言ってました。 でもね。そんな事を言ってるうちは、何も見つからないんですよ。 だって、自分が何を欲しているのか分からないぐらい衣食住に恵まれているんだもの。俗にいうパラサイト・シングルって。 働くのは、自分のお小遣いのため。 家族を扶養する義務もない。 家に帰れば、温かいご飯とお風呂とベッドが待っている。 何かに飢えるということがない生活。 そんな生活してたら、そりゃ見つからないよ。「やりたいこと」なんて。 甘ったれの花智もいろいろとやってみたんですよ。「やりたいこと探し」 スーパーの店員を辞めた時、一人で海の近くの家に住んでみました。 1週間、誰とも話さない生活したの。(知り合いがいないから) そんでスケッチブックに絵を描きまくってた。 つまらなかった。全然。 絵は好きだったけど、それを見せる人がいない。 日々受けた刺激を聞いてくれる人もいない。 絵を描くのがつまらなくなって、とうとう描けなくなってしまいました。 その時、分かったのは、私が絵を描くのは、見てくれる人がいるからなんだなと。 ・・・・。 間違ってはいけないのは、分かったのは、「それだけ」だということ。 私は自分を追い込んだフリをしていただけなんですよ。結局。 「やりたいこと」なんて、そんな付け焼き刃で見つかるモンじゃなくて、 日々を自分の出来る範囲で頑張って過ごしてきて、余所見をしなくなったら、初めて見つかるような気がします。 私はそうでした。 不安定な収入と先の見えない状態に、不安で不安でしかたがなくなった時、ようやく腹が決まりました。 ゲームとか、漫画本とか、服とか、海外旅行とか、 全部、いらない、って。 こういうモノが欲しくて、仕事してないって。 私が欲しかったのは、私の持ってる能力が発揮できた時に得られる達成感だけ。 人間は、多分、霞みを食って生きてけるんです。 <長いので続く> ...
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