めろめろ日記...花智ふう

 

 

お通夜 - 2006年08月13日(日)

昨日の日記に追加しましたが、恩師が亡くなり、
本日はお通夜でした。

お茶とお花の先生だったのですが、79歳の先生です。

年齢だけ書くと、何の驚きもないのですが、
悲しみが減るわけではありません。

私が習ったのは、先生の人生の中のほんの3年程度だったのですが、
あんなに素晴らしい先生はそうそういらっしゃらないと
確信するほどに良い先生でした。

今でも先生の声が聞こえてきそうです。

ご遺族の方のお話によると最後の最後まで
お稽古の事を気にされていたとのこと。

私はその最後のお稽古日のほぼ最後までおりました。

その時には、すでに体の不調を解ってらっしゃり、
検査の結果を2日後に家族と一緒に聞きに行くのだと
おっしゃっていました。

結局、そのまま入院され、1ヵ月後にお亡くなりになりました。

正直な話、最後にお目にかかってから、お稽古を休むという連絡があった
時点で、不安でした。
不安で不安で、家から携帯に連絡があるたびにイヤな気持ちに
なっていました。

通夜の席では、先生の遺影をまともに見ることができませんでした。

見たら先生の声が聞こえてきて、涙が止まらなくなりそうでした。

その声やその姿の記憶が、今の私の宝物です。

「目に見えない宝物」というものが、本当にこんなに
確かな形であるのかと、驚きつつ、
貰えた幸せと感謝で今はいっぱいです。

でも、もっと教えて欲しかった。






...




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