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夢魔 - 2009年04月15日(水) ネズミーのガイドブックを買った。 もう、コレの言うとおりでいい。 ニュースで、ネズミーの新しいアトラクションが本日から始まるということで、開園前だというのに、ものっそ並んでいるとのこと。 嘘!ヤメテよ! アタシは、みんなが入学だ、入社だと忙しい時期を狙って(いたのか?)行くのに! さて。 ガレージのフェンスが新しくされたというので、それを眺めていたら、ヒュッと頭の横を針金が通り過ぎた。 それは、2メートルはありそうな、長い物で古いフェンスに使われている針金を伸ばしたようなもの。 一瞬、ヒヤっとした時に、どこかで「フフ」と笑う声。 真新しいコンクリートの床が続く隣家との境には誰もいない。 「おかしいな?」と思いつつ、そのまま応接間へ。 絨毯に胡坐を書いて、棚を物色していると、ごうごうと音がする。 棚の一番下にある開き戸の中から聞こえてくるので、戸を開けると、中には長方形のハロゲンヒーターのような物が、電源の入った状態で入っていた。 赤々と燃える電熱線。 私はびっくりして、それをとり出したら、ヒーターからはコンセントとガスのチューブ(実はガスヒーター?)がずるりと出てきた。 私の手には燃えるヒーター。前では、どこにも接続されていないコンセントとチューブ。 恐怖で、口がふにゃふにゃになっている私の前で絨毯が、まあるくぼこぼこと動いた。そこだけ、水が詰まっているみたいにゆらゆらと表面が揺れている。 すると。 「フハハハハハ」 と男の声がそこからした。 私は慌ててヒーターを持って、台所の母の元へ。 目が覚めたら、布団の中。私は頭まで布団をすっぽりかぶるタイプなので、目の前は灰色で覆われている。でも、いつもより、その灰色が濃いような気がする。 そろそろと顔を出すと、右半分の視界が絵の具を塗ったようにべったりと灰色。 これはマズイ、と顔を再び布団の中へ。 何かの気配はないかと探る。 どきどきする。 いきなり顔とか手とか見えたらどうしよう!とか思う。 しばらくして、もう一度、外を見る。 明らかにおかしい灰色。 また、顔を隠す。 そんな事を何度か繰り返して、私の恐怖心はますます高まって。 それでも、えいやと身体を横にして、窓の方を見た時、私の左手には白いカード。 フランス語でざらっと書かれたカードには、 「Ce n'est pas ・・・・」 と記載があり、そのカードの正しい意味は分からなかったが、あの声の主が「なんでもないぞー」と笑っている気がした。 その瞬間、「おちょくられた!!!」と直感した。 さっきまであった、恐怖感が一瞬にしてなくなっていた。 そこで、目が覚めた。 フツーに朝。頭の中には、さっき夢の中で途中まで読んだ「ス・ネ・パ・ラ」というフランス語の発音がこびりついている。 強引に直訳するなら、「これ(ここ?)にはない」 ・・・ほほう。随分と手の込んだことを。 あんな達筆で書きやがって、読めねえよ。 ...
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