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「どうした?」って
あなたの問いをかき消すように
わたしはしゃべる
あなたの近況とか あなたのことが聞きたくて
それでも「どうした?」って
何度も聞いてくれる
思えばあなたはいつも心配してくれたよね
本当は吐き出したいのに
はぐらかそうとするわたしを知っているんでしょ
だから好きだったの
あなたの話し方、笑い声が変わっていなかったことに
すごく安心したよ
大好きなんだ ずっと
大好きなんだ
でも気づいてしまったよ
こっそりだけど
ひっそりだけど
昔の感覚とは違うことに
理由はわからないけど
もうあの頃のわたしではないのだな、と思った。 |
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