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2011年02月09日(水)
ねえ 今だってさ
ふとした瞬間に過るんだ
もうここで終わろうか、と
「死」という巨大な渦に
呑み込まれそうになる
だれの声も届かない
だれの顔も見えない
振り向かずに走ってしまいそうになる
終焉の扉をこの手で開けたくなる
だけど不思議なくらい 冷静なんだ
あのときに似ている そう あのときのように
開きかけた扉を 再びこじ開けようか