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人の幸せと
自分の幸せを
天秤にかけたところで
それがなんの意味になるだろう
わたしは絶望的だとか
あの子は有望だとか
将来を天秤にかけたところで
それがなんの意味を成すだろう
わかってはいるんだ
そんなこと
だけど人というものは
この世界というものは
人と比べることでしか計れないだろう
幸せの度合いも
見た目の良さも
裕福さの違いも
自分は良くたって
どうしたって世間が計ってしまうものだ
ああ なんてめんどくさい
ああ なんてうざったい
そんな柵と一生つきあっていかなきゃいけないのなら
こんな世界はいらない
こんな人生はいらない
わたしが欲しいのは
ただ
あなた
一人だけなのに |
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