えびたま

2003年12月10日(水) 小津安二郎「彼岸花」を観る

なんか今BSでやってますね。
「東京物語」くらいしか観たことないので
ちょっとはお勉強しようと思い立ち。
というか、他に面白いテレビやってなかった。

何日か前にやった「生まれてはみたものの」を観た時にも
思ったのですが、
あの映像の中の日本の延長線上に今がある
というのが信じられない。
まるきし別世界をみてるみたい。外国とか。
江戸の時代劇と感覚近いな。
価値観もそうですが
世界、風景がまるで違う。
こんな日本があったんだなあ。

ストーリーは、熟年のお父さんが
友人の娘の同棲問題に立ち回り、他の友人の娘の相談相手となり
自分の娘の結婚に反対し反撥され
ああ、子供っていつの間にか親離れしてくんだなみたいな話。
おおざっぱだなすごく。
あれ、なんで彼岸花なんだろう。

主人公のお父さん・佐分利信て役者さん
この映画で初めて観たけど、他でどういうのを演じてる人なんでしょう。
あまりに動じない芝居で
まああれが小津風なんでしょうが面白かった。
でもしっかり表情が眼に現れていて伝わって来る。
微妙な気持ちの流れとか変化とか僅かだけど確かに。
映画全体もそんな感じでした。
面白いなあ。

娘の彼役は、中井貴一の父・佐田啓二。
この映画でこの人も初めて観たのですが
単純に貴一と似てて感心。当たり前だけど。
最近親子の類似だとか、家族の系譜みたいのに弱いから。


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