気にしてばかりいても仕方ない。 そんなことはわかってる。 けれど、コントロールがきかない。
混乱して、さみしくて、 まるでそこから逃げるかのように ベッドの隅でうずくまる。
「そんな人とは早く別れちゃえばいい!」
私はひどいことを言った。 最低だってわかってた。 それでも言わずにいられなかった。 くやしかった。
いっぱい泣いて、いっぱい苦しんで やっとかけがえのない人だと思えるようになったのに。 この手は決して離しちゃいけない。 離してしまったら、きっと、ずっと後悔する。
彼のしあわせを祈ってあげよう。
|