やっぱりね、というべきか。白い部屋で宣告されたあの事実は予想はしていたもののやっぱりちょっとショックだった。笑うしかなかったけれど本当は不安と恐怖で足が震えた。誰かに肩を抱いてほしいと思った。誰でもいいからそばにいてほしいと思った。だいじょうぶだよって言ってほしかった。帰り道、ひとりでゆっくり歩きながらちょっとだけ、涙がにじんだ。私、しあわせになりたい。特別なしあわせじゃなくていいから、ただ、しあわせを感じたい。