あんなふうに抱きしめられるなんて思ってなくて。 あんなふうに気持ちを伝えることになるなんて思ってなくて。
わたしの気持ち知ってるくせに。 ・・・ずるい。
1年以上会っていなかったという現実が嘘のように ふたりの隙間を埋めていった。 これまで以上に恋人同士のようなふたり。
でも。 わたしはあなたの気持ちがわからない。 キスに潜んだあなたの本音が全然みえない。 その優しさの裏側に潜む真実が全然みえない。
「好きだから、こういうのはイヤなの!」
わたしの涙に気づいただろうか。 その意味をわかってくれただろうか。
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