聞きなれた低い声、いつもの車、いつもの匂い。 なにも変わらないものだってある。
わたしの髪に触れるあなたの指はとてもセクシーで 指先を見つめるまっすぐな視線はとても男らしくて このまま眠ってしまいそうになる。
あなたのぬくもりを感じていたい。
それが恋愛感情であるかは別として とにかくわたしはあなたという引力に逆らえない。
あなたのからだに腕をまわしたい衝動に何度もかられた。 あなたとくちびるを重ねたい衝動に何度もかられた。 あなたに悟られないように何度も何度も瞳を伏せた。
何時間も語り明かしたあの日々はもう戻ってこない。 あなたには守るべきものがある。 わたしは何を守りたいんだろう?
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