LOVE ME

2004年02月01日(日)  良心の呵責


ひさびさに声をきいても
ひさびさに顔を見ても
わたしの感情には何も起きなかった。

ちょっと罪悪感。

コートのポケットに手を突っ込んだまま歩いたのは
手をつなぐことを避けたかったからかもしれない。
向かい合うよりも横並びで座りたいと思ったのは
目を見て話すことに抵抗があったからかもしれない。

駅までの帰り道、
歩きながらふとうしろから抱きすくめられても
立ち止まることはできなかった。

話を続けて歩きつづけた。
なにごともないように、なにも気づいていないように。

わたしはまだ、あなたを好きになることができない。


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