去年の今ごろはいちばんの友達だったのに。 秋以降、友達とはいえなくなってしまったね。
わたしの無神経さが彼女を傷つけたことは今も悪いと思ってる。 だからあのとき、わたしは彼女に謝った。 けれど彼女はそれを受け入れようとしなかった。 数少ない、気の合った同期だったのに。
あれから半年近くが経つ。
仕事の合間に届くメールは愚痴ばかり。 愚痴をこぼすのは別にかまわないと思っている。 その一方で、どうしてそんなに不平ばかりなのだろうと不思議にも思う。
彼女はこんなに卑屈だっただろうか?
少し前に読んだ本の内容を思い出す。 ハッピーな気持ちで毎日を過ごそうと努力している今のわたしにとって 今の彼女はそんなわたしの足を引っ張る存在になりかねないのかもしれない。
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