命の灯が消えるときそっと寄り添えるようなひとと一緒にいたい。ただそばにいるだけでしあわせを感じられるようなひとと一緒にいたい。ベッドの中で彼の名前を呼んでみた。声は天井に吸い込まれていった。…涙がこぼれた。感傷にひたっているだけなのかもしれない。現実から逃げようとしているだけなのかもしれない。でも。あなたはわたしをキライだと言った。それはきっとアイシテルの意味だった。それくらい、わかってる。