独り言をつらつらと
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儚くも長く、平凡ながら短い一日→→→2002年12月23日(月)
きちんと朝に目が覚める。
昨日まで友人が泊まりに来ていたこの部屋は
タバコの匂いとごみだけが残っていた。
朝起きて、一番最初に目が入ったのは
昨日の夜、届いていた事に気がついていなかった
OFFICE CUEからの封筒。
テレビをつけて、はなまるを聞きながら
ときどきぼーっとしつつ、中国映画祭の記事を熱心に読んだ。



さて、今日から何をしよう。
水曜日まで休みを入れてある。
いろいろやらねばいけないことはある。

荷物もまとめないといけない。
大量コピーしないといけない書物もある。
写真の加工ソフトも手に入れたので(産休amo-rin')写真の加工もしたい。



とりあえずこの溜まった洗濯物を片付けよう。と、
ベランダに出ると正月の匂いがする。
どこかで餅をついてる匂いがする。
バイトの余韻を残すパンストを取りこんで、新たな洗濯物を干す。

干してるうちに計画を立てた。
man-holeのサントラとTheGreatDipperをMDに入れて、外に出よう。
本屋に行って北海道ウォーカーを手に入れよう。

ポストを見ると、手紙が届いていた。
北海道の小さな事務所から手紙が届いていた。
うきうきしながらそれはバックに入れ、自転車を本屋に向けた。
ヘッドホンからはman-holeのテーマが流れてくる。


今日は財布に余裕がある。
途中の古本屋で目をつけていた『ラブ&ポップ』の本を買った。
これもバックに入れ、どこかの喫茶店で読もうと決めていた。

本屋に行くと、ウォーカー系の雑誌が見当たらない。
もう一つの大きな本屋に行ってようやく北海道ウォーカーを購入する。


本屋で久々にZipperを見た。
Zipperを見ると、誰かに早く服を作れよ。と、せかされている気がする。
たぶん今日見たこのZipperが、最期だろうと思った。


それでも手芸屋には立ち寄る。
また柄のいい、バラ柄の布を見つけた。
今年もタマちゃんにはシャツを作りたいと思った。
これだけは、継続させたい。
きっと1年前よりはうまくいくと思う。
うまく作りあげないと、やっぱり誰かから何か言われそうで。
洋服を見ても、今はまだ作りたいと思う服が浮かばない。
逃げているのか?逃げなきゃいけないのか?
でも、今は作らない。
今無理して作っても、きっと出来は後悔すると思う。



喫茶店に入ってさっきのはがきと、北海道ウォーカーを読んだ。
北海道で小さな事務所を運営している社長の言葉に、少しはっとした。
2002年を振り返る文章を読んで、
私の今年の1年は、『波乱』だったと思う。
一概に楽しかった毎日だったとは言えない。

今年は人付き合いを考えさせられる一年だったんじゃないか。
今後の人生で、本当にこの人は友達なのかと思わせられた友や、
私が苦しい時に駆けつけてくれた友達、一緒に涙を流してくれた友達。
楽しい時間を共に過ごした友達。
2002年の後半が『波乱』の日々だった。と思う。

でもまだ2002年は終わってはいない。
もしかしたらあと1週間の間にいろいろな出来事が嵐のように来るのかもしれない。
でも、2002年を平凡な年にさせなかったのは、この社長のおかげもあるのだ。
ありがとう。こちらこそありがとう。



コーヒーを飲みながら『ラブ&ポップ』を少し読んで
家路に着こうと自転車を漕ぎ出した。
ヘッドホンからはman-holeのサントラが流れる。


『こうして時は過ぎてく 嫌になる程の速さで』


どこかのうちからシチューの匂いがした。どこか懐かしい匂い。
東京も、そんなに嫌な街ばかりじゃないんだよと、
鹿児島に帰ったら皆に伝えよう。





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