妄想更新日記
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2003年02月15日(土) 可愛かった春祭り

今日はチビの春祭りでした。
「くれよんのくろくん」って絵本を劇にしました。
新しいクレヨン達が「すっと綺麗なままはつまらない」とどんどん思い思いの色で絵を描いていくのです。黄色のチョウチョ、赤やぴんくのお花、緑の草、茶色の地面....。でも黒色のくろくんだけは「僕はナニをかけばいいの?」ときくと皆から「君はいらないよ、間に合ってるよ」とクロ色は役にたたないみたいな事を言われます。(大人の感覚では出番はあるのですがねー...)
「どうして僕はこんな色なんだろう...」くろくんはしょんぼりします、
その頃みんなは自分が自分がと我先に描きすぎてせっかくの絵がくちゃくちゃになっている所でした。
そこへシャープペンのおにいさんがやってきて何やらアドバイス。
クロクンはみんなの絵を全部真っ黒に塗りつぶしてしまいます。当然みんなからは非難ごうごう。するとシャープペンのおにいさんがクロ色を尖った先で削り取ると下にみんなの描いていた色が次々とあらわれ(美術でいうエッチングの技法です)綺麗な花火になりました。
くろくんってすごいね、クロって役にたつんだね。と皆に言われ喜んで皆で花火の絵の周りをまわって幕。

コレを子供達が数ある絵本のなかから「これがいい!」と選びだした絵本。
三匹の小豚やシンデレラやもっともっと春祭りに相応しい「劇」にしやすい華やかな絵本はいっぱいありました。でもうちの子供達はこの地味な絵本を選びました。

「誰だってなにか役にたつんだ」
「いらない友達なんて(自分なんて)いやしない」
「皆が皆がとやってると大事なことがちっともうまくいかない」

いろんな生活の上で共感する所の多い絵本でした。
でもみんなの一番の共感のしどころは
「ぼくってどうしてこんな(色)なんだろう...」ってつぶやくクロクンのセリフでした。

「ぼく思ったことある!お父さんがつくった(てづくり)パンを床に落として叱られた時『僕ってばかだー』って思ったよ!」

Kくんの意見を皮切りにでるわでるわ「自分が情けなくなって悲しかったこと」

そんな思いが育ってきてるのが年長児ならではでコレを四歳3歳の集団は決して劇にはできない(うちは3、4才児もそれぞれ劇をやります。劇というより日頃のごっこ遊びの延長?)と思う。気持ちが発達して脚本に共感出来なきゃ芝居なんてやらせです。

脚本から子どもが考えます。ここの場面はどうしよう。ナレーターここはいる?など。

みんなで「皆がくちゃくちゃに絵をかいたときどうおもう?」「シャープペンのおにいさんてどう思う?」
「くろくんが花火を見た時どうおもったかな」

など生活の経験からほりおこして登場人物の気持ちになって考えます。


今日のその劇。ほんとうにすてきだった。

チビはあんまり緊張しないタイプだったのにすごい緊張してて「うまくやらなきゃ!」って気合いがムンムン!大きな声で茶色の役だったのですが地面や木の絵をB紙にかいてガムテープでそれぞれが大きな板にはっていくことでクレヨンたちが描いているのを表現したのですが手袋をしてるのでガムテープがくっついてとてもチビの次男に大きな木を張るのは困難でした。

でもあせらないあわてない。じっくり取り組んで予備のガムテープ(コレをよういしておいたほうがいいんじゃないかというのも子供達からでた案です)をつかってやりきりました。

すごい立派だった。

最後の合唱も声がとっても響いてすてき。


いい春祭りでした。


みんならしかった。君たち独り独りの生活のなかの思いがあふれたお芝居でした。


「やらせ」の劇をする園が多いなか派手さなんてなんにもない。小道具も大道具も演出も立ち位置も全て子どもが考えるからほんとうにちんまりした劇です。

でもこんな素敵な劇はそんなにない!と自負しています。

わが子さいこー!

この保育園サイコーです!





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