妄想更新日記
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2007年01月30日(火) 炊飯ジャー

ちょっと奥様聞いてくださいよ!
うちの息子の自慢話!!(あーーハイハイ)


昨日我が家の炊飯ジャーが壊れました。

なんか予約をしても出来上がってない事が数回あり、「?」とは思ってたのですが

昨日エラー音をぴーぴー鳴らしだし...

とうとう還らぬジャーとなりました。(チーン)

前日から
鳥手羽と大根の煮物
ナムル
を仕込んでて当日は

ちくわの磯辺揚げと炒り豆腐が完成するばかりの状態で発見した私はパニック!

今更麺類もない!

すぐさまお兄ちゃんにスーパーへダッシュしてもらい「さ○うのごはん」を買ってきてもらいました。


旦那にメールすると
「また破壊したの〜?」って返信。

むかつく〜〜!

あんたは家事しないからこういう場面に出くわさないでしょうけど毎日家電に向き合ってたら壊れる時に出会う確立が高いだけで私が壊した訳じゃないわ!

これからのご飯の段取りを考えると暗くなってる私に、そんな呑気な(本人冗談のつもり)メール送ってくるモンで怒りに拍車をかけ文句メール返信。全くこういう時ちっとも役にたたないわ。「大変だけどがんばって!」とか「日曜まで買いにいけないけど..ほか弁でのりきる?」とかもっと建設的かつ、心が救われるメール返信求めて送ったつーに気がまわらないなぁ。

...とは言え我が家は旦那が財政を握ってるので大きくもいえない。その上こういうものは熟考して買いたい派の旦那。日曜までジャーがないのはあきらか。


私はとりあえず失敗ごはんを鍋で炊いてみた。案の定予定より水分をふくんだそれは「のり」状態。

でもまぁ、わたしは当分これで子供や旦那はパックご飯でのりきろう。弁当が痛いなぁ。週末は外食か、麺類か..お好み焼き?


....なーーんて考えてた。



次の朝(今日)

「ごめんね、今日の弁当パックごはん一個いれても足りなかった...(1、5入るサイズ)明日はまた買ってくるから今日はおかず沢山入れたから勘弁してくれる?」

と言うと

「いいよ。大丈夫」

と言った後


「ねーーかあちゃん。これからごはんどうするの?」

「ん?パックごはんと麺類でのりきろうかなと思ってる」

「鍋で炊いてみる?」

「んーーーチャレンジしたけど『のり』みたいになっちゃったしさぁーどれぐらいの分量かわからないし、まぁいいかなぁって。」

「俺が炊いてみようか?」

「え!」

「確か6年生の教科書に...」

...と探し出すも教科書は5教科以外は始末したようで


「ないわーーー!」


と登校した。



しかし、帰宅後


「かーちゃん、鍋で炊かないの?もったいないじゃん。お金が」

「うーーん、まぁそうだけど....」

「わかった!俺がインターネットで調べる!」

とだらだらしてる母を尻目にカチャカチャ調べだして

「あった!これが一番おれがやってたのに近い気がする...」

しかし計量カップもなんにもない我が家。(いつも目分量)


結局その時の記憶を頼りに長男が


「まぁやってみよう!」

とチャレンジ!


結果は.....






めっちゃおいしいごはんが炊けたんですよう〜〜〜〜〜!!


こげひとつなく完璧に美しい銀シャリ!

ジャーで炊くより鍋の方がおいしいのは分かってたけど今回は長男が一生懸命調べてつくってくれたってのがあって格別!


「おいしーーーーーーいい!!」

とみんなでぱくぱく食べてあっという間に3合がない。


おにいちゃんに頼んで明日の分(彼は明日サッカーで夜にいないので)倍の6合炊いてもらったんだけど



これも見事に成功!



いやーーーもうおにいちゃん様様!


なんか大人があきらめてお金で解決しようって思ってるのに自分から調べてやってみよう!って思った心がけが私は一番うれしかった!


もーーおにいちゃんには去年一年めちゃめちゃ苦労させられたけど


こういうピンチの時にかっこいい事してくれちゃうから株があがるんだよねぇ。

「鍋でご飯炊く」なんてやれば簡単で誰でもできる事かもしれないけれど

こういう大人の態度の時にこういうタイミングで自主的にやってくれちゃうところが「ただ炊ける」っていうのよりいいじゃないですか!(親バカ)


チビも「にいちゃんすげーー!」ってあんなに虐められてても尊敬するし。

にいちゃんすごく嬉しそうでした*

まー旦那より頼りがいがあるわ!(笑)

ひさびさに「いい息子もったなぁーー」といい気持ちになったよ。

困った時にさっさと動けるってのがね!

一瞬「勉強できなくてもこういう心と技術が育ってるなら生きていける!大丈夫!」

とかおもっちゃったけど


まーそんな訳ないんだけどね(笑)

でも私の大事に育てたかった所がちゃんと育ってくれててうれしかったなぁー。


先日塾から別件で電話があったとき担当のセンセイが

「おかあさん成績さがったらペナルティつけてるって聞きましたよー」
っていうので

「そうなんですよーガミガミいっても聞かないから結果がでなかったら罰則にしたんです。今回は『すぐやる』。
言われたらすぐ片付ける、すぐとりかかるって事にしました。そのうち言われるのが面倒になって自分からいわれないように頭を回して動いてくれるようになると最高だなぁって目標で。彼は性格をきちんとしないと成績もあがりそうにないと思ってるンで」

と言うと笑って

「兄くんもそうやって言ってました。その前は『柔軟』なんでしょ?」

「そうなんです。サッカーで身体堅いのは致命的だし身体堅い子って心も堅いですしね。それに『続けてやる』訓練にもなるし。」

というと


「兄くん言ってましたよ『罰則はいやだけどいつもかーちゃんは俺のためになる罰を考えてくれてるからそれはためになるから無駄じゃないからいいんだ。でも成績上がって10位になったらへらしてももらえるんだよ』って。おかあさんの意図ちゃーーんとわかってるみたいですよ。僕もうれしくなりました。」

って言われた。


すっごいうれしかった。


一学期の時はこのままグレるんじゃないかとか思ってた。


私も対処にすごく困ったし。

でも私も息子も落ち着いて

気持ちはちゃんと通じてたんだなぁとか思ったらすごくほっとした。

すごいうれしかった。


まだまだこれからいろいろあるだろうけど


こういうところをもってる兄ちゃんだって


忘れずにこれからも育児して行きたいなぁって思いました。



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