MOVE愛の日記...なべ☆

 

 

鹿狩り - 2001年06月26日(火)

お客さんにエゾシカの生肉をもらって食べた。
うまかった。

大学生だった頃に鹿狩りに行ったことがある。
素人集団で行ったので、武器といえば金属バット
そしてヤス(銛にゴムがついてて飛び道具的に使うモノ)という
貧弱な装備で行ったものでした。

鹿狩りに行こうという動機は、
僕は当時アウトドア系のサークルに所属していて
海辺でキャンプをして、夜中にたき火をみんなで囲んでいるときに
いつも魚くらいの小さな生き物をとって食べてはいるけど
ある程度大きな哺乳動物なんかを殺したときに
どんな感情を抱くか、興味あるよね、っていう話から
そういうことになったのですが
やはり賛否両論あって、サークルのメンバーの半分は
鹿狩りに参加しませんでした。

だから銃で鹿を殺しても意味が無くて、ある程度直接的な
手段で殺すところに意味があったのです。
殴り殺すとか、絞め殺すとか、刺し殺すとか。

結局そんな貧弱な装備では野生の動物をしとめられるわけもなく
思いは果たせなかったのですが
今でも、今日みたいに鹿の肉を食べたりとか
馬刺をたべたりとかすると、自分自身で殺して食べると
違ったきもちがするのかな、とかって思うときがあります。
人が病院で死ぬ率が高い近頃、死をそういう意味で身近に感じられないのは
ある意味危険な事だと思うし
そこまでいかなくても、子供たちが死のことをもっと
考えられる環境があっても良いのでは、と思ったりするのでした。


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