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2004年11月19日(金) 酒と蜜柑と解説目録

 昼から神戸へ。車内で「新潮文庫解説目録」を読む。何だってそんなものを読んでいるかというと、今朝も例によって例の如くバタバタ支度に追われて、あろうことか本をカバンに入れてくるのを忘れ、自転車で通勤して一日会社で仕事する日は別にかまわないけれど、こうしてどこかへ電車に乗ってでかけるという時に本がないとけっこう精神的にきついタイプなので、どこかで何とか調達せねばと梅田の紀伊国屋に入って物色しようとしたが発車の時間が迫って気が急きちゃんと選べず、仕方なくカウンターにあった「解説目録」をもらって電車に飛び乗ったのだった。
 前置きが長いけど、とにかく「新潮文庫解説目録」を読む、というか、眺める。ふと三浦哲郎の「短編集モザイク」というシリーズが目に止まった。解説が荒川洋治であることと、『僅か数ページに封じ込まれた人の世の情味と残酷。宝石の如き短編小説をゆっくりと読みふける至福の時間』という紹介文に惹かれて、三浦哲郎は今の今までほとんどノーマークであったがちょっとこれを読んでみようと思い、打ち合わせ終了後三宮のジュンクに飛び込んで3冊とも買った。司修によるモザイク模様の装幀もいい感じだ。なにかいい買い物をしたような気がする。帰りの電車でゆっくり読み始めた。

 少し残業してから仕事関係の飲み会に出席。あんまり気が進まぬが、断ってばかりもいられない。店に行くまでの道をすこし遠回りして先日蜜柑を買った仏壇屋の前を通ったら、また野菜や果物を売っていた。蜜柑を一袋150円で買う。小さい蜜柑がビニール袋にいっぱいつまっていてずっしり重い。
 飲み会は可もなく不可もなく、という感じで、私の中では淡々と終わった。一次会の後で行ったスナックでは、歌も歌わず隅のほうでIちゃんとWさんと3人で、昔のテレビドラマやアニメの話などして、これはすごく面白かった。それからWさんに、アナタは教師になればよかったのに、今からでも遅くないからちょっと頑張ってみれば、というようなことを言われた。私は時々人から教師に向いていると言われるが、そのたびすごく意外な思いがする。こんなわけのわからん教師がいていいんだろうか。誰かが誰かに知らず知らずのうちに与えている印象というのは、全く不思議なものだ。

 午前1時ころ帰宅。すぐお風呂に入って、ひと休み。カーペットにペタリと座って顔のマッサージをしている時に、蜜柑をスナックに忘れてきたことに気づいた。ものすごくショック。しばし呆然とするほどだ。ショックを引きずりつつ、夜中に日記を書いて就寝。
 
・購入物:三浦哲郎「みちづれ」「ふなうた」「わくらば」短編集モザイク��〜�掘平慶�文庫)

・朝食:ごはん、白菜と豚肉のスープ、ジャガイモの煮物、梅干し
 昼食:お弁当(ウィンナー、ジャガイモの煮物、卵焼き、ごはん、蜜柑)
 夕食:外食、鍋物屋さん(ちゃんこ鍋、サラダ、焼酎お湯割)


フクダ |MAIL

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