昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2006年02月05日(日) どこかへ行ってしまいたい

目覚めたら12時前だった。日曜日が半分終わっている。絶望。

朝ごはん兼昼ごはん。ゆで卵、キャベツとソーセージの蒸しサラダ、トースト1枚、珈琲、リンゴ、ヨーグルト。

朝刊を読んで、洗濯をして、シャツにアイロンをかけて、重曹を使って台所の掃除をして、セレベスの煮物を作って、寝室の窓を拭いて、読みっぱなしの本と雑誌を片付けて、ストーブに灯油を入れて、カーペットについた埃をローラーで取る。
時々下を向いて目を閉じてしまうことがあるけれど、もうさみしい気持ちにはならない。

午後遅く『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』を観るつもりで出かけたが、アーバンリサーチでパンツを買って店員さんと談笑している間に、上映時間を逃してしまった。
映画をあきらめ、かっぱで古本をみる。月初の週末恒例、ワゴンセールをやっていた。冷たい風に負けてゆっくり本を探す余裕がなく、すぐ店内に入ってしまう。
購入物。
広津和郎『年月のあしおと 上・下』(講談社文庫)。2冊で1000円。講談社文庫版の装丁は、著者本人による絵。本の分厚さもいい感じ。これで文芸文庫を4冊も買わなくてすむ。久しぶりにまた広津和郎を読もう、と思ってみると、これからの読書生活がほんのりと明るくなる。

タワーでDVDを。サム・ペキンパー『砂漠の流れ者 The Ballad of Cable Hogue』。やる気のない、ダルイ感じがたまらなくいい。この映画は砂漠にゆったりした時間が流れてて味わいがある。サム・ペキンパーの撮る、汚くて埃っぽくざらついた画面が好きだ。
予告編がたっぷり収録されているのもうれしい。『ビリー・ザ・キッド』の予告では、当然ボブ・ディランも見られます。

晩ごはん。牛肉とゴボウとコンニャクのしぐれ煮、セレベスの煮物、モヤシのサラダ、もずく、ごはん。

夜は、サム・ペキンパーの映画をちょっとだけ観たり、980円で買った『裏窓』のDVDをこれまたちょっとだけ観たり、チャーリー・パーカーを聴いたり、『別れのワルツ』を読んだり、カフェオレを飲んだり、甘栗を3粒ほど食べたり、キャベツとピーマンを刻んだり、お風呂にはいって掃除をしたり、古新聞をまとめたり、マニキュアを塗ったりして、午前2時前くらいに就寝した。
さみしい気持ちになったりしない、とまた思う。


フクダ |MAIL

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