昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2006年03月10日(金) フィードバック

終日雨。午前6時、薄暗い台所でラジオを聞きつつ料理を行う。
朝食にライ麦トーストと珈琲、ヨーグルトとバナナ、トマト1個とゆで卵を食べる。ゆで卵には白だしをタラリとかける。

昼休み、ダラダラと天から落ちてくる雨を見ながらお弁当をひろげる。鶏ひき肉とゴボウのキンピラ、じゃこ入り卵焼き、昆布豆、焼ピーマン、ごはん、梅干。

お弁当の後、Iちゃんに春日井の飴をもらう。シナモンキャンディですよ、素朴で美味しいんです、とIちゃんはいつも可愛らしいのだが、ただのニッキ飴やろ、と意地悪を絵に描いたようなNさんに言われて怒っていた。いいえシナモンです、いいえもクソもニッキやんか、シナモンですって!ニッキってなんかダサい、なんでダサいねん、だって少年隊みたいやもん、少年隊って何やねん、少年隊も知らないんですか少年隊も知らない人に偉そうに言われたくありません、何やとー、…というような長閑な歓談を横で聞きながら、わたしは飴をなめた。
こんな、アホみたいに愛しい昼休みとも、あと少しでお別れだ。ということを考えてみると寂しくて気が狂いそうになる。

夕方、通りかかったテアトルで映画のチラシをもらう。どうやら京都で吉田喜重の特集上映があるらしい。なんということでしょうか、メモメモ。それに『ふたりのベロニカ』がニュープリント上映されるとか。なんとなんと、生きていれば必ずやいいことがあるものだ。ブレッソンのドキュメンタリーも観ねばならないし、まだ『ノー・ディレクション・ホーム』だって控えてるんだし、あともうしばらく正気のまま元気でいたい。

夕食に、親子丼(鶏と卵、それから玉ねぎやしめじ、かまぼこ、ネギ、三つ葉も入れる)、根菜のみそ汁、キュウリの酢の物、ビール。残業で帰宅が遅くなったので、ちょっと手抜き。

就寝前、布団の中で、マクラウド『冬の犬』を読んで、ヒーンと泣く。


フクダ |MAIL

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