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■ 帝王切開
すっかりご無沙汰しています。
そういえば、帝王切開の話、書いていませんでしたね。 一応、書いておこうと思います。
ええと、結論から行くと、
手術は辛くていたくて苦しくて気持ち悪かったです。 術後はやっぱり痛かったですが薬が効いたので助かりました。 ずっと一緒に過ごせたのは良かったです。
ちなみに、麻酔の注射やら硬膜外麻酔を入れるやらは ぜーんぜん痛くなかったです。 局所麻酔して背中の皮膚を生検用にとられたことがあるのですが、 そのときの麻酔の方が全然痛かった。
けど、麻酔をうまく効かせるのは結構難しいみたいで、 半分はすごく良く効いて、半分は効きが悪く 追加するうちに胸の方に少し来たのか息苦しくて。 吐き気もするし、体が引っ張られるためか、ぐらぐらして 嵐の中、船に乗っている感じかなあ、平衡感覚もなくて 空気も少ないかんじ。
でも、生まれたばかりの子を肩のところに持ってきてくれて 子どもに触れている間は、ぜーんぶ吹っ飛びました。
そのあと、子どもだけ先に夫のところへ行き、一人で残った そのあとは、ものすごく辛かったです。 もう限界!って思った頃にやっと終わりました。
手術中、赤ちゃんとの対面後、眠らせてくれる病院もあるそうです。 対面後から終了までが相当きつかったので、眠れたら楽だと思う。
というか、夫手術立ち会い可の病院で、夫が枕元でベビー抱いて いてくれたら、多分、全然耐えられると思う。 立ち会いできない病院で、残念だったなあ…
術後は麻酔が効いているのに、腰が痛くていたくて、でも、いくら さすってもたたいても全く感じなくて、ただ耐えるだけなのが つらかったです。また、頭痛防止のために、頭を下げていなきゃならず それも以外と辛かった。 麻酔が効いて、ハムみたいな自分の足を触るのが妙な感じでした。
せっかく残してくれた硬膜外麻酔は、どうも半身を麻痺させるだけで 痛みの除去には役に立っていないといわれ、さっさと抜かれてしまいました。 (これが痛かったーーー叫びました)
この後やっと麻酔が切れて足を動かせるようになったので、 起き上がってみましたが、ちょっと痛いけど何とかなりました。 そのまま歩いてトイレに行き、赤ちゃんの世話も全部自分でするように なったのですが、傷の痛み自身(咳をしたときや動いたときに感じる)は ぎゃ!って感じで、確かに痛いんだけど、ただの痛みで、全然耐えられます。
たぶんほんとに辛いのは、子宮収縮だと思う。これに傷の痛みが加わると もう、冷や汗もので、全身硬直状態で声もでない感じです。 二人目は一人目より後産が痛いというけど、切れてる分、さらに痛みが 増えるんだと思う。幸い痛み止めが効いたので助かりましたが、 あの、痛み止めの切れた時の恐怖はすごかったです。
でも、3日もすると、薬がなくても大丈夫になるし、傷は5日目には つながったし、(テープでとめただけだったので抜糸もなかった) 1週間して退院するころには、すっかり元気になっていました。
陣痛は、一晩たったら、激痛だけどもう一回味わってみたいと思ったけど、 さすがに、もう一回あれをやりたいとは思えないです。 でも、あれがやだから子供はいらない、との気持ちが持続したのも 最初の一週間くらいで、その期間が過ぎたら、しかたないか〜 位の 気持ちになりました。
ところで、傷の痛み自体は半年ほどは継続したけど、今は触っても 痛くないです。見た目もすごくきれいになったので、もったいなくて もう一度したくないなあ、と思ってしまうくらいです。 (もう一度したらこんなにきれいになるとは思えない)
ただ、、、未だにひどい咳が続いて腹筋が痛むとき、おなかの中に 筋のようにすごく痛む場所を感じます。 開腹してるので、間違いなく癒着しているだろうし、何らかの不調が でるかもしれないなあ、とは思っています。
そういえば、術前は水が飲めないのでのどが乾きましたし、 なかなかまともな食事が食べられなくておなかがすきました。 でも、がっつくとおなかが痛くなって怖かったので仕方ないですね。
痛みを逃す呼吸法は、術中、術後、案外役に立ちました。 でも、一番大切なのは、体力だと思いました。
2010年05月24日(月)
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