詩寄。『カンガイ』...lassie

 

 

苦悶 - 2001年06月13日(水)


あたしがYESと言ったとき
あなたはいつもNOと言った
そうやってこすれ合いながら
いつが粉のように混じれると
ずっとずっと信じてた結果は
遠くまで弾かれて飛び散った

最後に残ったNOと言う文字
拾い集めてあたしの手の中で
冷たくなったり熱くなったり
ずるいよって言いたいけれど
二文字の言葉しか許されない
自ら惹き付けられていく束縛

信じたくないのに否定できず
あたしの体内に浮遊したまま
冷ややかに見つめられる存在
隠したい隠せないを繰り返し
壊したい壊せないと叫ぶだけ
全ての元凶がこの体に逃げた

それはついに決して戻れない
いわば運命的に強制されてる
ただ複雑でただ悲しいだけで
誤魔化して放置された装飾品
抜け出せない現実という試練
二人は確実に存在してしまう


...




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