萌ちゃん、萌ちゃん、淋しいよ、悲しいよ。
今日は、萌ちゃんが悲しまないように、仕事しました。 歯を喰いしばって、泣かないように。
でも、時々、泣いてしまって。
明け方、萌ちゃんを海に続く川に、流して。 川を通る度に、萌ちゃんを探してしまって・・・。
今、思えば、苦しかっただろうに、 私が帰宅するまで、待っていてくれたんだと思う。
私の胸の上で、死んでいった萌ちゃん。 私の傍で、眠りたかったんだと思う。
優しい萌ちゃん。
冷たく、固まっていく萌ちゃんを抱いて、 泣いて、泣いて、泣きまくって。
でも、涙が止まらない。
こんなんじゃ、萌ちゃん、安心して眠れないよね。 でも、しばらく泣かせてね。 萌ちゃん、大好きなの。 淋しいの、悲しいの。
私を見つけると、駆け寄ってきた萌ちゃん。 忘れられないの。
手に持った時に感じた儚いくらい軽かった体重のように、 本当に、儚かったね。
もっと、もっと遊びたかったね。
飼う時に覚悟はしていても、やっぱり悲しい。
萌ちゃん
萌ちゃんが心配しないように。 いつか泣かない日がくるように。
でも、萌ちゃん、淋しいよ、悲しいよ。
萌ちゃん 忘れない、忘れないよ。
|