いつもの日記

2002年12月28日(土) 12月28日

どんな生活をしようが経験値はたまるもの。
どんなに強くなろうがスライムを倒したら1の経験値が得られるのだ。

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「○○は、××だったけど、経験が得られたから良かった〜(ポワ〜ン)」

と言っている人々が2002年12月現在、町中に溢れてる事実を、
数日前に僕は、朝の目覚ましテレビで、大塚さんがくだらないギャグを言って、
なっちゃんが苦笑いして、かるべさんが無視する、
という雰囲気がたまらなく好きだというスタバの店員から、
カフェラテと一緒にこの事実に関するメモを渡された。

僕はそのメモをレシートと一緒に、外のゴミ箱に捨てた。
横のゴミ箱を浮浪者があさっていた。
ゴミ箱の中は缶とビンが混ざっていた。

時は夕暮れ。
帰宅のため駅に向かう会社員の流れに逆流しながら僕は会社に戻った。
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どんなことをしても経験は得られるのだから「経験が得られたから良かった〜」ではない。
経験とは、
「その時の自分と周りの環境が、どういう状態で存在しているのかを、詳しく知る」
ということである。

即ち、経験とは
「あるAという物事を終えるのに自分はおよそ1時間ほどかかる」
ということを知ることであり、
「あるAという物事をするには、○○の準備が要る、××というリスクがある」
ということを知ることでもあり、
「あるAという物事って、結局過去に既にやったBという物事と、
この部分をのぞいてほとんど同じじゃない」
ということが解ることであるのだ。

だから、なにも触れていなくてイメージも出来ない全く解らないAという物事があって、
それに取り掛かることになると、Aをやっていくうちに、
上の3つのようなことは、必然的に感じるはずで、
「経験が得られたから良かった〜」
という感想がでるのだ。

***

工事中

***


ロールプレイングのキャラクターは何のために経験値をつんでいるのだろうか?

100の経験値を120にするためなのだろうか?
100の経験値を10000にするためなのだろうか?

彼らは、経験値をつむことで、レベルを上げて、
能力をUPさせるために経験値をつんでいるのだ。


経験とは、
「その時の自分と周りの環境が、どういう状態で存在しているのかを、詳しく知る」
であるが、
その時の自分というものを固定的に捉えるのではなく、
常にレベルアップして能力が上がっていくとても可変的なものとして自分を捉え、
そして常に捉えなおし、更新していくことは大切なことだと思う。

それはレベルアップへの一番の障害である「経験になっているからいいや」
というような甘えを抑制するのだ。

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ミスチルの桜井がワンダフルワールドで言ってた。
 この世界は今日も美しい
 そうだ、美しい
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