なんとか日記
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2004年03月22日(月) Luca

しんかい6500がインド洋の深海底の熱水孔で細菌郡を発見したというニュース。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040322i501.htm
「太古の原始生命がなんとか生きながらえていた」という論調ですげー適当な説明。
これじゃぁ細菌様に失礼じゃないのか。
好熱性細菌は自己スプライシングイントロンなんかのRNAの色々を捨て去った進化型であって、
分子化石を持ってる人間なんかより進んでいるともある意味考えられる。
オッカムのかみそりのように、捨ててるということは進化してると解釈するほうが妥当だ。
複製のスピードも競争も人間の比ではなく激烈な環境だしねえ。
この文脈での「太古」から受け取られるイメージと実際の好熱性細菌とはちょっと違う気がする。
Lucaとかやや突飛すぎだけどリボ有機体を言うなら「太古」だと思うけど。


shimizu |MAIL