ぼんのう
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2001年09月13日(木) |
何かを書く勇気が湧いてきた |
2001年9月11日。 我が祖国、それも生まれ育った場所に、 爆発と崩壊、悲鳴、煙、炎・・・全ての地獄が集中した。 我輩は怒りの感情が湧かない。 なぜならこれを成したテロリストは、人間の皮を被った悪魔であり、 人間ではない存在に対して、ただこの地上において共に存在している事、 そのことに対して深い怒りを感じている。
ここの所、会社では平静を装っていたが、最近日記を更新していなかったのは、 精神的に強い衝撃を受けたからだ・・・と言ったら、 これをお読みいただいてる皆さんは、我輩を笑うであろうか? 生まれて8歳まで過ごした我輩にとっての原風景が、悪魔によって 破壊されてしまうということ・・・。
しかし、今日入ってきたあるニュースで、勇気が湧き、再び日記を開始する。 ペンシルベニア・ピッツバーグ郊外で墜落したハイジャック機は、実は乗客達の 決死の戦いによって更なる犠牲を抑えたというのである。 キャンプデービットかホワイトハウスに向う機内で、携帯電話で家族と連絡を とっていた乗客がニューヨークの事件を知り、
「死ぬ運命なら戦うべき」
として、ハイジャック犯達と戦ったという。 戦ったトーマス・ブルネット氏の妻は、 「座って。犯人の注意をひかないで」 との懇願にも耳を傾けなかったという。 トーマス氏が妻に電話で語った最期の言葉・・・
「ぼくらはこれから何かをするつもりだ」
墜落まで機内で何が行われたか全く判らない。 確かなのは、いずれ殺されるならば、犠牲は自分達だけで良いとした 彼らの行動に胸が締め付けられる。 判ることは、彼らのハイジャック犯に対する誇りある行動に、 勇気が湧く。 ピッツバーグ郊外から天国へと旅立った、 悪と戦う勇気を持った人たちのいたその空は、 今見上げているこの空と連なっているのであろうか?
God grant your GLORY Brave Sons who fight here And open HEAVEN to all your men
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