ぼんのう
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今日、企画作成の資料探しに、神保町まで行く。 いや、お恥ずかしい話、神保町に行くのは実に2年ぶり。 大学生だったころ、休日には朝10時に行き、夜8時までずーっと本屋や古本屋等を漁り回り、立ち読みをし、持ちきれないくらいの怪しい書籍を買って、ひーひー家まで帰った思い出がある。唐沢兄弟に出てくる古本マニアではなかったが、それに近いものが半分ほどあったかもしれない。怪しい本を探して買って、擦り切れるくらいまでに読み倒す…思えば、あの時期が今の我輩の職業を完全決定したかもしれない。
実は、弊社の札場CGチーフが、科学技術博物館でやっているバーチャルリアリティ展があるので、見に行ったら?…との勧め次いでのことなので…。
九段下で降りる。 今日もなんかのコンサートがあるんか? しかし昼前だというのに、すごい人数だな。 どのバンドか知らんが、バンドに関係したコスプレした女の子がワッサワサいるいる。今日は土曜日だから、意外と昼からやるのかな…それにしても、離れた所にある靖国神社の鳥居との絶妙なミスマッチが、なかなか表現しにくい光景を作り出している。
北の丸公園内の科学技術博物館に到着。 おお。クロークがあるんだ。 とりあえず荷物を預けよう。 はいはい、番号札。 え? 何? 何なの、このビニール袋? え?こちらです…って、何?
… …
スポーツのミナミ、シーズンオフ即売会。
博物館の中でやるか、普通?!
ちょっとコレは信じられなかった。 確かに科学技術博物館の下は広い貸し出しスペースがあるにしても、即売会などで使われているというのには、正直驚いた。 なんだ、こんなに広く、一民間企業でも貸してくれるというのなら、最近すっかり落ち目の東京ゲームショーもここで開催すればいいのに…。
… 最近暴言クセが止まらない。 暴言に暴言を返されることもあるが、それ以上の暴言で報復反撃しちゃうもんだから、新月の夜、一人で歩けないで困っている。いや、自業自得だが。 …
結局間違って、スキー用品や水着などを見て回る。 ここ10年、全くしていないスキー(これでもウェーデルンくらいできる)用品を見る。 昨今のモーグルブームのせいなのか、モーグル専用スキーが結構あり、もって見ると非常に軽いことに驚いた。 あと聞いた事がない(いや、正確には、10年のブランクで情報が入っていない)スキーブランドもあり、非常に楽しく見て回れた。 結局何も買わなかったけどね。 スキー?
さて、科学技術博物館の中に…ネットでプリントアウトした無料入場券で入る。少しガタついているエスカレータに乗り、上階に行くが…なんかこの建物、 不気味だが…。
エスカレータでのぼる先の階が見えてこないし、壁や展示物がガタガタで、キレイな状態でないものだから、下手すれば少し廃屋に見えてしまうし、展示物の配置も今一つ統一感がないし、何よりも人がいない。全体的に薄暗いもんだから、ちょっとしたお化け屋敷になりつつある。 国の予算があまりまわってきていないからか? ああ、なるほど…だから、民間企業にスペースを貸し出しているというワケか! お互い、大変だな…
さて、バーチャルリアリティどーたらこーたらを覗くと、来ている客より、説明するコンパニオン(?)数が圧倒的に多いのには、少しイヤな予感が。 この展示会、核廃棄物の処理と地下保管の安全性について説明する、黙っててもグリーンピースがケンカを売り込んでくる企画を、様々なバーチャルリアリティの技術をもって、楽しく学び体験するというもの。だから我輩としては、核廃棄物がどーたらこーたらには一切興味は無く、どのようなデバイスがあるのかが大変楽しみであったりする。グリーンピースは捕鯨反対を叫んだことから、世界の魚場に混乱をもたらした悪の組織だし、「インターネットをやっているからダメなんだ!」と(ゾルゲさんのまた聞きだが)ほざいた金の熊さんを貰った人が、武蔵小金井で頭に「イノティア」GDROMが突き刺さっていた殺されているのを見つけたら、間違いなく地球に厳しい我輩によるものだと思っていてくれたまえ。
なんか話が飛びまくっている。 壁のほうにPCで、「おやすみカーク」というエデュティメント&VCの展示。 核分裂を繰り返したが、疲れて地下に葬られる‘カーク'君、カプセルみたいのに包まれて、地下深くに封印されるが、10万年後にロトの末裔が酔った勢いで封印が切られ、放射能が紛失し、ジャミラと化した竜王がコミケでの同人誌に忙しく、プロとしての仕事を放棄した為、ソニーのトロが自家製カルピスで溶かしてしまうというストーリ…
信じるな!
内容はともかく、このVCメガネ、大変気に入った。 物語ではなく、接続されていたPCの背後をジロジロ眺めたりしていたら、係の人がこの機器を作った会社のパンフを慌て持ってきた。
「お願いです、ラオウ様。このパンフレットを差し上げますから、どうか我々の命をお助けください」
と言ったかどうかは別として、ありがたく貰う。これは良い情報を得た。
他はまあいい。 展示品が故障したので、触れなかったが、キューリー夫人のブースにおける19世紀調のコスプレコンパニオンには萌え!やるな、文部科学省。きっと我輩と同じ宇宙意思アーテンノーを頭上に戴く者がいるにちがいない。今度飲みに行こうぜ。
一通り見て周り、アンケートに答えて500円の図書券を貰う。 すんません、アンケートをあと5枚ほど書きますので3000円分もらえますか?あ?ダメ?けちー。
博物館のほかの展示室も覗く。 自転車の展示室で電動自転車を体験。 …電動しても息切れするのだが、運動不足のおのれを呪ったりした。
その後神保町までトコトコ。 周恩来が懐かしがっていた東京堂書店などを回り、必要であった書籍を買い、帰宅。
いやあ…いい休日だった。
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