今日もまた、いつもの喫茶店でお昼を食べた。私の定番、ハニートーストとカフェオレ。 お昼時でちょっと混んでいたので、珍しくカウンターに座ってみる。ちょこちょこ話をしながら食べていたら、マスターはいきなりヒミツの冷蔵庫から真っ黒になったバナナを取りだした。 「バナナやる。ちょっと黒いけどこの方が栄養あるからなあ」 あっという間につるつるむいて、空いた皿の上へ。フォークで一口大に切って出来上がり。 あのう、メニューにこんなのないんですけど。 「あほう、俺のおやつだ。運動する前に食べるといいんだ」 いや、今運動はしないんですけど。 (←そういう問題じゃない) 実はこういうことは初めてではない。前にも、奥のテーブルで仕事してたら、3時にドーナツが出てきたことがあった。もちろんメニューにそんなのない。どうやらマスターは、私のことを子供だと思っているようだ。 冷えたバナナは、中身は案外白くて、甘くて美味しかった。 千円札でおつりのないように、伝票に「ばなな55円」って書き足しておいたんだけど、出るときしっかり55円もらわされてしまった。ちっ、せっかくちょっきりになるように書いたのにさあ。
|