日々の戯れ言

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(えもしちより) 

2001年05月19日(土)  書簡の価値

カラヤンの未公開の書簡が競売にかけられるそうだ(詳しくはこちら)。
両親に宛てた290点が競売にかけられるとかで、その数に驚いたんだけど、よく考えてみれば、メールはおろか電話すら必ずしも一家に一台ではなかった時代なら、それも珍しいことではなかったのだと改めて気づく。だとすれば、個人の書簡がこれほどの量で出回るのも、そろそろ終わる時代なんだろうなという感慨みたいなものを感じた。個人の書簡の歴史的資料としての貴重さというか価値は計り知れないものだと思うのに、テクノロジーの発展で、それがなくなってしまうというのは、ちょっともったいないという気もする。
もっとも、現代は現代で、映像とか音声とか、別の資料的価値のあるメディアが登場しているわけだから、それほど悲観的になる必要はないんだろうけど。
関係ないけど、私はメールも好きだが、アナログな手書きの手紙も結構好きなのだった。ときどきは便箋と封筒で書きたいなあと思ったりするのだ。筆無精のくせにな。




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