2001年08月04日(土) |
GLAY EXPRESS |
今日は久々に丸一日オフ。朝9:00に、愚妹とともに、車で1時間ほどの距離に住む祖母のところに向かった。 祖母の家までの途中は、ほぼ石狩湾に添って走る広い道路が延々続く。何もない草ぼうぼうのまん中を走る片側2〜3車線の道路。北海道的無料高速道路(笑)である。道の向こうに時々畑やら大きな倉庫やら貨物集積所やらという風景で、民家はなく、路線バスなんて通る場所ではないはずなのに、今日はやたらとバスが多かった。しかも、札幌近郊のバス会社各社が勢揃い。 なんだ。何があったんだ。車の中で愚昧と大騒ぎ。その時点で、何となく予感はあった。 バスの正面を見る。路線表示部分には「貸し切り」の文字。そしてフロントガラスの端に貼ってある団体様名には、こうあった。 『GLAY EXPRESS』 GLAYの石狩湾新港での野外ライブのためのシャトルバスたちであった。 愚妹&北条、大興奮。と言っても我々姉妹、GLAYファンでは決してない(つか、メンバーも歌すらもたぶん知らない)。実は我々、このイベントに大挙してくるファンたちの姿を見て、大喜びしてしまったのだった。バスの正面には始発場所も書いてあるんだが、バスたちはどうやら札幌市内の各交通機関の最寄り駅から軒並み発車しているらしく、しかもその数半端じゃない。その上、すでに客を降ろしたと思われる空のバスが、再び始発場所方面にもどってゆく。ピストン輸送だ。すごい。恐るべしGLAY。 ファン満載で会場に向かうバスの真後ろについた我々バカ姉妹は、何を思ったか予定コースを変更、バスを追けて行くことにした。あわよくば会場に集うファンたちの姿を見物して行こうという、全く趣味の悪い思いつきである。 「あ、おじさんが乗ってる。きっと子どもにねだられて親子で来たんだよう」 「あの人帽子かぶってないよ。野外は熱射病になるよー。今日は暑いよー」 「あのバスもしかして千歳空港って書いてあるよ?」 「そりゃ天下のGLAYさ、飛行機に乗ってくるのもいるって。いわゆる追っかけってヤツね」 交わす会話も全く悪趣味。つか、バカ丸出しである。 バスについて会場への交差点を曲がると、そこは混乱防止のために交通規制が布かれていた。普段は殆ど交通量もないであろうその周辺では、数キロ先から、警備員が数メートルおきに立っている。 お遊びもこれまでと、そこで引き返してきました。 夕刊によると、コンサートの開演が午後4時、会場は午前11時だったそうで……私らが満載のシャトルバスの大群に遭遇したのは、午前9時半頃。ファンってすごい。
そんな野次馬根性丸出しの寄り道をしたお陰で、祖母との約束の時間に遅れて祖母宅に到着。今日の目的は、着物の着付けを習うというものでした。半自給自足の祖母宅で、畑からたくさん新鮮野菜をもいできて、ついでに綿羊やカエルとたわむれちゃったりして、実に充実した休日でした。たまにはこんな日もありかな。 ちなみに、帰り道でもまだシャトルバスたちは大車輪でピストン輸送してました。北海道経済への影響は如何に。 少なくとも、バス会社と警備会社は潤ったに違いない……
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