昼ごろに目が覚めた。
カーテン越しにも天気がいいのが分かる。
そんな天気を思って、まず最初に頭に浮かぶのは洗濯できるなぁ〜って言う事だったりする。
もっと他に思うことは無いのだろうか？と少々落ち込んだりする。
特別大きな幸せは望んではいない。
ささやかな、ほんの小さくてもいいから幸せを感じてみたい。
そんな事を考えてみた。
起き抜けに何を小難しい事を考えてるんだろうか。
そして僕の思考はさらに愛されるってどんな感じなんだろう？などと更に唐突に飛躍する。
僕は今まで愛されているとか、愛してるとか感じた事が無い。
勿論、家族に対しては普遍的な愛はあるし、愛してくれてると言う思いはある。
が、恋愛において「愛」とやらを未だに感じた事が無い。
「好き」と言う気持ちは幾度と無く自分の中に感じた事はある。それは何となくと言う曖昧なモノではなくはっきりとした気持ちだった。
でも、それらは全て「恋」、僕が今まで女性に大して抱いた感情はすべて「恋」だった。決して「愛」と呼べるモノではなかったと断言できる。
じゃあ、愛って何？「恋」と「愛」違いって何なの？
高校の頃散々友達と話合った覚えがある。
恋は心が下にあるから下心がある。でも愛は心が真ん中にある。
エッチするまでは恋、エッチしたら愛。
恋は一方通行に思うモノ、愛はそうではなく思い思われるもの。
それらが正解か不正解なのかは分からない。
ひょっとして全くトンチンカンな考えかもしれない。
でも、僕にはそれさえ分からない。
だって、フラれ続けた僕の想いはいつも一方通行で、思うモノでしかなく、ましてやエッチにまで至ることがないので、その思いは満たさせることがなく、正直邪な心を否定出来なかった。
そういった事から僕の想いは「恋」の範疇を脱する事がなかった。
故に僕は｢愛」を感じた事がない。
いつになったら「愛」を感じる事が出来るんだろう・・・。

愛とは感じるモノで、想うモノではない。
愛とはその人を想い続ける覚悟である。
最近漠然とそう思い始めました。
だから「愛してる」だなんてセリフはたった一度、ただ一人に対して言う言葉だと思うようになった。

たつき ｜MAIL

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