雑記乱文
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小説「光の雨」にどっぷりとハマっている。 コレも連合赤軍関係の本だったりする。 ただ、今まで読んできたのは事件の関係者の書いた物だったが、今回のは小説所謂フィクションになる。 しかし、フィクションとはいっても裁判資料や関係者の著書を資料としているのでかなり史実に基づいているようである。 とは言ってもフィクションなので全てを鵜呑みには出来ないけど、かなり分かりやすく書かれているのでイマイチ分かりずらかった理論などが薄っすらとではあるけども理解できるような気がしている。 まぁ、理解できたとしても何の役には立たないだろうけども・・・。 物語は実行犯の一人でもあった玉井が男女2人の若者に当時の事件を語る形で進んでゆく。 事件から50年後が経過していた。当然その若者は「連合赤軍」など名前も知らない「遠い過去の出来事」として、否そんな出来事があった事さえ知らないで玉井の話を聴く。 玉井の話を作り事の様に聴く2人。最初の内は全てが作り話としか思えないのだが、だんだんとそれが過去に起きた実際の話として聴くようになる。
事件が起きたは1972年今から30年前。ちょうど僕が生まれた年だ。 僕もその2人同じ様に過去の出来事としか思っていなかった。 また、最近になってこれらの事件に関心を持ち色々な本を読んだり、映画や当時のビデオを観てもどれもこれもが作り話や映画などにしか思えない。 神田や新宿駅などで火炎瓶やらが燃えている場面や、東大の安田講堂制圧の時の映像などを「過去の事実」としてではなく、「作り物」としてでしか観れないでいたりする。 興味を持って深く知ろうとすればするほど、それは僕の中では事実として捉えられなくなっていく傾向にある。 要するに僕の想像力が現実に追いついて行っていないんだろうと思う。 それほど凄まじい光景だし、事件でもあったんだろう。 僕もこの本を読み進めるうちに2人と同様に「事実」としてきっちり自分の中で実感できるんだろうか?
朝:おにぎり4個(茶飯、おかか、イカキムチ、昆布)
昼:コンビ弁当(チキン南蛮&豚しょうが) 生野菜
夜:特製つけ麺
運動:水泳
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