雑記乱文
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2006年03月02日(木) 唾つけたぁ!

子供の頃、世界には「線」があるんだと思っていました。
地図や地球儀を見ればあらゆる所に線が引いてあったからです。
お隣さんを持たないこの国の境界線は海と浜辺だそうだと思っていました。
今自分が立っているココは日本で、すぐ目の前のその海は海外とも呼べるんじゃあないかと。
赤道だって本気で赤い線が地球を一周しているんだと思い込んでいました。
しかし、地球上には「線」なと引いてありませんでした。
地図や地球儀に引いてある線なんて1本もないとしりました。
赤道さえもそうでした。
冷静に考えると細かい地図で自分たちの町を地図で見てみると村境には線が引かれているのに、実際にはありませんでした。
でも僕らは「ココ」からそっちは「僕の町」で「ココ」から向こうは「隣町」だと自然に思い込んでいました。
なんの制限も受けることなくそっちと向こうを僕らは行き来出来る。
その目に見えない「線」はどうしてあるの?
誰が誰の何のために引いたの?
まさかその見えない線をどう引くかで戦争が起こっていたなんて知る由もありませんでした。
小学校の頃ですから世界なんて創造もつかない広さに思えました。
小さな町の中で充分に楽しめて遊べました。
ただ隣町へ行ってみたい。その先の隣町へもいつか自転車に乗って行ってみたいとは思っていました。
戦争とはその隣町までも自分の町にしたいと思う事から始まるんだな、と薄々思っていました。
でも僕にはそんな思いは理解できませんでした。
まだ子供だから、大きくなるにつれて、偉くなるにつれてその思いが分かるようになるんだろうと。
でも未だにその思いは僕には分かりません。
大きくはなりましたが、偉くないからかもしれません。
偉くなったら僕にも理解できるんでしょうか?
世界中に線を引きたがる人達の気持ちが。
じゃあ、偉くならなくてもいいや。





たつき |MAIL

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