Makkie!の日記
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2001年04月17日(火) サイケキッチュ

始めて入院中の患者を背負う。
病院では完全分業制だったため、いろいろな事をしなくても良い。
かなりビビる。

往診にも行く。
僕の祖父のような家庭が何処にでも存在し、同じような寂しい生活を送っているのだ。
日本の高年齢化を改めて、というより、始めて気付かされる!
数件の高齢者宅を訪問したが、せつなくなってくる!コレが日本か!経済大国日本てココか?!

診療所に来て良かった。
来なかったら一生こんな現実は分からなかっただろう。怒りが湧く。
今のこの気持ちを忘れてはいけない!怒れ!日本国民!

亀井でも橋本でも小泉でもない、この俺が総理総裁だぁ(嘘)

病院にいた頃は、患者を「患者」としか見ていなかったような気がする。
今なら患者を「人間」として観ることができる。

狭く、天井の低い公営アパートに詰め込まれた老人の家には、70年代を思わせる
インテリアデザインなモノが並ぶ。やたらオレンジ色の食器棚や陶器製の日本人形。
懐かしいヌイグルミを枕もとに置く。あらゆるサイケディリックな物がキッチュに置かれている
その光景は実に懐かしく、赤ん坊の頃に見ていたであろう、古い記憶がフラッシュバックで蘇る。


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