向こう側が見えるほど薄いキュウリ くらいのきみとの距離溶け合ってしまうほど近づくのは「もしも離れるとき」が怖いから私はいつも これくらいの距離をあけてるきみが 傷つかないように私が 傷つかないようにそう思っていたはずなのに涙で壁を溶かしてしまったもうこのまま、足が腐ってしまってもいいきみと抱き合ったまま眠りたい「もしも」のとき引き裂かれる痛みに殺されてしまってもひとりきりのまま眠るよりは随分いい