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ZS日記 「25時」-8・・・・・tako - 2003年05月21日(水)

新人を連れての挨拶回り。
得意先を一軒一軒まわり、ルフィの名前と顔を覚えてもらう。
いずれ俺は現場を離れ、コイツが後を引き継いでいく。
歳の割にあどけない外見と天性の明るさで、顧客の受けは悪くなさそうだ。
何十件とある得意先を、一日めいっぱいまわっても2週間はかかる。
夜になっても疲れを見せず、帰社後も俺と一緒に事務処理に追われる
ルフィは、見ていても気持ちがいい。
そんな日が続いている。

一度会社を出たら昼間は不在の日々。
当然あれ以来、サンジの弁当にはありつけないまま。
あの時のサンジの瞳が忘れられない。
そしてあれから食に関する考えを、俺は少し改めた。
一食ぐらい…と言ったら、怒ったあいつ。
食えればいい、腹が満たされればいいと思っていた俺の食生活に、
あいつは殴り込みをかけた。
手間を掛け、心をこめて誰かのために作った(俺のためだ)料理が
どんなに旨いか。

口にしたのはイモ一個。
でも、そう思わせるあいつは…。

また弁当を作ってくると言っていた。
それを真に受けて、涎を垂らさんばかりにしていたルフィ。
単なる大食いかと思ったが、あいつも「ただ食えればいい」派ではないらしい。

今日もかなり遅くなった。
帰りに一杯やりながら、軽くメシを喰う。
相変わらずの喰いっぷりのルフィを横目で見ながら、
俺の腹は酒で満たされていく。

サンジが見たら、やっぱり怒るんだろうな…


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