シロクマ日和



[ ここに決意と宣言す ]

日曜日、私はとてもとても眠い中中径展に行った。
電車で寝ないために雑誌「わしズム」を買った。
飛ばしてる巻頭詞に笑って、その次が大高未貴さんのパレスチナ・自爆テロ地域のルポでした。
そこまでは普通だった。良くはないけどよくある話だ。

でも、冒頭にこう書いてあった。(著作権ごめん)
『「パン!パン!パン!」
 突然、乾いた銃声が夕闇を切り裂いた。狭く無防備な
 密室にいた私は思わず腰を浮かせた。
 2002年5月20日。パレスチナ・ガザ地区で、最』

とてもとても眠いまま、時間が停止した。
ショックとか驚きとかではないのです、事実を受け止める、
ボールが止まって見える瞬間を引き伸ばした感じだ。
それは私の誕生日でした。生まれたのはもっと前だけども。
自分の生まれた日に、何が起きたんだろう、
それは同情とか人類愛とか正義感とか好奇心とかではなくて、
聞きたくないけど家族の病名を聞かねばならない感じだ。

ルポを読みながら、左脳がものすごいスピードでそれを暗記していました。マジカルバナナって知ってますか。
私は普通に読んでいるつもりなんだけど、
「バナナ」「バナナ、納豆」「バナナ、納豆、うなぎ」
「バナナ、納豆、うなぎ、銀座」
私が目と心で「銀座」を読んでいる間に頭がすごいスピードでその前のバナナからうなぎを音声で読み上げている。伝わるのかこれは。
正確ではないんだろうけどグオー−−って。
それから思考回路はまた別で、「どう思う」と問い掛けて考えてた。
「誕生日って何だ?」

「何故生まれてきた?」
「パレスチナに生まれていたら?そしてその違いは?」

「自爆テロ」
・・・・。

それで思った。まず、この人危なかったな。(文中で少なくとも3度死にかけてた)よくこんな職業つこうと思ったな。正義感なのかな。多少傲慢だな。でも凄いな。私は絶対行きたくないな。戦争写真家とか死んでもならないぞ。私はなんだかんだでこれを読んでいるなあ。
来年大学受かってたら(そればっかり)
5月20日は、そのへんに行こうと思った。
来年だけじゃなくて、毎年誕生日はそうすることにした。
浮かれて腑抜けた5月20日が読んでる間ずっと恥ずかしかったんだー
(でも誕生日以外はこれからもそれでいいと思う)
(でも誕生日は特別だからそれは恥ずかしい)

私は別に寄付もしないし月5000円の里親に将来的になろうというつもりもないです。理由はない。心が狭いのかもしんない。
助けたいともあんまり思ってないし、もちろん不幸になれとも思ってない。
何が出来るかについて考えたこともあるし「風の学校」の電話番号もどこかに控えてあるけど行く気は全くないです。(井戸の掘り方とか向こうで教えられることを教えてくれる学校)
そんなこと難しすぎるもん。考えたくない。
ちっちゃい子の脳死の臓器提供の是非とか。

でも見たくないものは必ず視野に必要だ。と思う。
見るだけでも試練だ。


2002年09月03日(火)







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