シロクマ日和



[ 言わないで ]

人は、追い詰められたとき、判断力がにぶってしまう。

思っていないことも、勢いで言ってしまうことがある。
感情的になってしまったり、保身が最優先になったりする。

分かる。ノリは分かる。


いわゆる
「こんな家に生まれてこなければよかった!」とか
「君と仕事?仕事に決まっているじゃないか!」とか
極論 子供の「しね!」とか。


それまでのつきあいで、それが本気じゃないだろうとは分かる。
受け止める側も余裕をもって聞く必要がある。

でも、でも、それでも、
そんなこと、嘘でも、言ったら勿体無い。


佳境に入ると、受け止める側にも勿論余裕がなくなる。

来てくれているかもな絵描きさんに向けて、もう少し書いてみる。


自分のつくったものに対して
「そんな細かいことぐらいで」
「他の人にたのめないか」

は、言ってはいけない。思ってないのは知ってる。
でも、言ってはいけないんです。

その人が今まで築き上げてきた、信頼が、
たったそのひとことで崩れてしまうかもしれない。


年齢が低いので、人の愚痴を聞きやすい立場にある。
本音じゃないだろな、と私は分かる。
でも口に出したら、まわりも聞くし、もし私が「カッチーン」
となったら、誰かに言うかもしれないよ。

口に出したら、天の神と地の神と、そして自分の耳が聞いている。
(あと1人誰でしたっけ…)

なんか、そういう寂しいことが最近起きるなあ、
という日記なのでした。


2005年06月04日(土)







My追加