2004年10月29日(金)
「こだわる」という言葉はよく耳にします。 そして、「こだわり」という言葉は、良い意味で使われることの方が多い気がします。
「自分流のこだわり」と言ったら、他人にとってはどうであれ、自分としてはちょっぴり自慢できるような良いことという意味を含むでしょう。
先日、ある本に引用されていた、竹西寛子さんという方の文章を読んで軽く驚きをうけました。
「こだわる」という言葉には、「わずかな欠点をみつけて難癖をつける。悪く言う。」といった意味がある。というより、それが本来の意味だと思っていたのに・・・という内容がだったのです。
今だって、良い意味にばかり使われているわけではありませんが、「悪く言う」という意味に使われることばだという意識はありませんでした。
ことばは生き物だと言いますが、自分が日常的に使っている言葉が、実は変化を遂げつつある言葉だったとは。
今自分たちが使っている意味も、そう遠くない未来で「昔はこういう意味もあったのだよ」と古語として扱われるのでしょうね。
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