| 2003年06月23日(月) |
売り出し日の腕の見せ所 |
スーパーの売り出し初日で頭を痛めるのは、
売り出し品のフェイシング(何処に何をどの位出すか・・・)である。
出す場所や出し方によっては、大きく売り上げに影響するから
フェイシングには細心の注意と決断力が必要だ。
鮮魚部門での売り出し品は、おおよそ8〜10品目くらい。
この中には日替わり品や(お客様にとっての)お値打ち品も含まれる。
「どの商品を売り込むか・・・」←会社の思惑
「どの商品を売るべきか・・・」←現場の思惑
「どの商品が売れるか・・・」←お客様の思惑
「会社の思惑」は、目玉商品だったり、季節商品である事が多い。
「現場の思惑」は、利益幅が大きくて、沢山売れる商品。
「お客様の思惑」は、安い!欲しい!買いたい!と思える商品。
「会社の思惑」と「現場の思惑」が一致する確立は・・・3割くらい・・・(ーー;)
この3割が曲者・・・
ようするに7割は一致しないのだ!
この7割の為に、現場と上司でもめる・・・無理を強いられる・・・(ーー;)
「現場の思惑」の中に「お客様の思惑」が含まれる。
少なくとも現場としては、売れる商品は沢山仕入れて、量販したい!
その売れる商品が、高利益を生むので有るならば、尚更である。
ところが、これに反して「売れそうもない」「馴染みがない」「まずい」「高い」
といった商品を会社は懲りずに押し付けてくる・・・ヽ(´〜`;
だからこそ、「どのようにフェイシングするか・・・」で頭を痛めるのである・・・
今日は、(一般的な会社では)給料日前の売り出し。
恒例の98円均一商品の売り出し日・・・
労力を掛けない為、バイキング形式のものが多いのは良いのだが、
出すに出せないほど、売り出し商品が多い・・・(ーー;)
今回、「現場の思惑」で最も売れるであろうと思われる商品を「特等席」に配置した! (利益率は低いが・・・)
1串「焼きイカ串」 1枚「塩さば」 1枚「アジ干し」 1P「セグロイワシ目刺」 1切「塩紅鮭切身・甘口」 1切「塩紅鮭切身・辛口」 1P「味付きモズク・三杯酢」 1P「味付きモズク・黒酢」
上記商品は全て98円・・・
予測は当りましたか?(笑)
これは経験が物を言うのです・・・
もちろん、過去のデータも大切ですが・・・(^^ゞ
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