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欠課のしすぎで留年が迫ってるのに、今日はサボった。 昨日の夜、過食嘔吐が終わってからいつの間にか眠ってしまって、 朝になってお母さんに何度も起こされた。 寝起きは考えることができずに自分の欲に従ってしまう。。 眠い・起きたくないと思ったから、寝た。 お母さんに怒鳴られてムカついたから、寝た。 朝補習が始まる時間も過ぎた頃に、東京にいるお父さんから電話が。 『絶対に学校サボらないと約束した』 『もし起きれなかったら、その時は絶対にお父さんの言う事に従う』 何週間か前、そう約束した。 『もし起きれなかったら』の「その時」がきてしまった。 とにかく今すぐ起きて準備をして学校に行けとお父さんは言った。 でも私は動かなかった。 完全に約束を放棄してる自分をごまかした。 私は自分に甘すぎる。 自分が心底情けない。 このままじゃ留年するのも時間の問題。 私はお父さんとの約束を、また破っている。 信頼を失いたくないなら今すぐに学校に行かないと…! 2時間近くたっても、私は結局そのままだった。 お父さんが仕事に行く時間も過ぎてしまった。 『昼頃にまた電話して状況を教えてくれ』と言われた。 その頃には学校いることを期待してるんだろうか。 『今日の夜にまたチャットでも電話でもいいから、話せるか』とも言われた。 生返事だけ返した。 お父さんはそう言って電話を切った。 私は学校に行く準備を…せずに過食嘔吐した。 お母さんは買い物に行っていて、家には誰もいなかった。 ご飯 --- お茶碗3杯分 フライドポテト --- 大盛り 照焼きチキンピザ --- 1枚(Mサイズ) マロンケーキ --- 小2個 コーヒー --- 1杯(砂糖大量) わざわざ宅配ピザを注文した。 ひたすら食べて、何も考えないようにした。 食べ終わってから、いつものように嘔吐した。 午後3時。 6時間目の授業が終わるのは3時半。 部活が始まるのは、4時。 あさっては部活でクリスマスコンサートを学校の音楽室で開く。 毎年の恒例行事。 コーラス部がクリスマスソングを歌ったり、有志の生徒の演奏があったり。 観客は全校生徒ではなく、自由参加だ。 とにかく人前で歌を披露するというのに、練習が足りてない状態。 人数も実力もまだまだなコーラス部。 披露する歌の歌詞もまだ覚えていない段階で、全てがギリギリ。 今日はその最後の練習の日。 本番前日は喉を休めるために練習はしないから。 最後なのに…私はサボってる。 制服を着た。 メイクもした。 今すぐにでも家を出て学校に向かえる状態なのに、動かない。 部屋から出られない。 |
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